スパのS P Aとは?

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「スパ」ってそもそも何?

今、全国でもはやりの「スパ」ですが、「温泉スパ」や「ヘッドスパ」など、「スパ」という言葉にはとてもリラックスできるイメージがありますね。

さて、この「スパ」というのは、そもそも何でしょうか?あまり気にしたことはなかったのですが、調べてみたら意外なことがわかりました。

 

スパの語源とは?

スパは、spa と綴りますが、その語源は、

salus per aquam (サルース ペル アクアム)

というラテン語の頭文字をとっている、という説があるそうです。イタリア語というのは、ラテン語が元になっている言葉なので、salus per aquam は、イタリア語にそのまま置き換えてみると、

salute per acqua

となります。「水による健康」といった感じでしょうか。

 

イタリア語の salute と acqua

salute は「健康」という意味のほかに、宴席での「乾杯!」というフレーズにも使われます。acquaは「水」ですね。スポーツドリンクの aquarius (アクエリアス)とか、aquarium 「水族館」にも acqua という語源が隠れています。

こんなところにもイタリア語を学ぶヒントが隠されていたんですね。

 

vocabolario(まとめ)

salute (女性名詞)「健康、乾杯」
Salute! 「乾杯!」

acqua (女性名詞)「水」
acqua minerale 「ミネラルウォーター」
acqua gassata 「炭酸水」

 

イタリア語の基礎は、英語や外来語や語源の知識を活用するだけで、暗記に頼らず学べます。それは基本文法でもいえることです。

英語もできないのに…と思っていても心配ありません。ちょっとしたヒントが大きなきっかけとなるのです。

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アコーディオンとコーディアル

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「語学のセンスもないのに、イタリア語なんて・・・」

イタリア語を学ぶときに、そう思う方もいらっしゃるでしょうが、心配ご無用です。

「センス」は、言い換えると「コツ」とか「ヒント」を早くつかめるかどうかです。はじめて目にするフレーズでも、ちょっとしたヒントがあるだけで別世界に感じるでしょう。

今回は、イタリア語の基本フレーズの一つが語源の知識で、丸暗記せずに学べることをご覧に入れましょう。

 

アコーディオンの cord

キーワードは2つ。楽器の「アコーディオン」( accordion )と、日興コーディアル証券の「コーディアル」( cordial )です。

どちらも目にした単語だと思いますが、cord(コード)という共通した言葉が隠れていますね。

もともと cord とは「核、中心、心」をあらわす語源なので、cordial は「中心、核からの⇒心からの、誠意ある」となります。

一方、accord は、ac-は「~へ」なので、「中心へ向かう、一致する」⇒「調和、一致、和音」から、accordion というの楽器の名前が生まれました。

そういえば「アコード accord 」というホンダの自動車もありますね。「調和」の自動車ということです。

 

基本フレーズ d’accordo

さて、こんな知識がイタリア語にどう生きるかというと、イタリア語の基本フレーズである、

D’accordo! (ダッコルド)「賛成だ、OKです。」

というフレーズにこの accord が登場しているではありませんか。「あなたに同調するよ」ということなのですね。

最後に発音を聴いてみましょう。すでに知っているフレーズでも違って聴こえてくると思います。

 

vocabolario(まとめ)

accordo (男性名詞)「合意、一致」
D’accordo! 「賛成!」
andare d’accordo con 人 「~と仲がいい、うまが合う」

このようにイタリア語は、語源の知識を活用するだけで、暗記に頼らず学べます。それは基本文法でもいえることです。

英語もできないのに…と思っていても心配ありません。ちょっとしたヒントが大きなきっかけとなるのです。

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地震は大地が動く

 

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頻発する地震

このところの1ケ月(2015年5、6月)で、ネパールでの大地震にはじまり、日本でも火山の噴火(口永良部島)や地震(小笠原沖地震)が相次いでいます。

-小笠原沖地震のYahoo Italiaでの記事はこちら
https://it.notizie.yahoo.com/terremoto-di-magnitudo-8-5-al-largo-del-121600838.html

地震には慣れているものの、上に乗っている建物の重さなど関係なく大きく大地が揺れてしまうのですから、あらためて凄まじいエネルギーだと思います。

昔の人たちが大地と神さまを結びつけて考えたのも、ごく自然なことかも知れません。

 

terremoto というイタリア語

ところで、以前にも何度かテーマにしたことがありますが、「地震」はイタリア語で terremoto (テッレモート)といいます。

この terremoto は、語源を学ぶことのできるいい例なので、まずterreとmotoに分けて考えてみましょう。

terre は「大地」という意味の terra で、Terra というように大文字で始まると「地球」という意味になります。同じ語源ではテリトリー(領土)など土地に関係する言葉だということがわかります。

moto はバイクの「モーター」と同じ意味で「動き、運動」です。

したがって terremoto は、「大地の動き」=「地震」となります。

このことを知ったうえで、イタリア語の terremoto を聴いて発音してみましょう。知っているイタリア語でも新鮮な感じがしませんか?

 

vocabolario(まとめ)

terremoto (男性名詞)「地震」

terra (女性名詞)「大地、土地」

Terra (女性名詞)「地球」
La Terra ruota intorno al Sole. 「地球は太陽の周りをまわっている」

moto (男性名詞)「動き、運動」

motore (男性名詞)「エンジン、モーター」

 

イタリア語は、このように語源の知識を活用するだけで、暗記に頼らず学べます。それは基本文法でもいえることです。

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古代ローマのクライアント

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クライアントは古代ローマから存在?

ビジネスの世界では、お客様やお得意様のことを「クライアント」という表現するようになってきました。

「クライアントさんとの打ち合わせ」などです。

この「クライアント」は、もちろん英語の client から来ているのですが、本家はラテン語の clientis (クリエンティス)で、古代ローマから使われている言葉だったのです!

 

クリエンティスとは?

古代ローマには、貴族の保護を受けて暮らすことのできた平民がおり、その人たちが「クリエンティス」と呼ばれ、日本語では被保護者と訳されているようです。

貴族の方は、パトロナス(「パトロン」の語源)と呼ばれましたから、パトロンとクライアントという主従関係になっており、多くのクリエンティスを抱えることがステータスにもなっていたようです。

 

イタリア語はcliente

こんなことを知ると「クライアント」がずいぶんと歴史を感じさせる言葉だと感じられてきませんか?この clientis が、変化して、現在使われる「お客様」の意味になりました。

イタリア語でも「クライアント」は cliente (クリエンテ)で、同じように「お客様、お得意様」という意味で使われています。

こうした単語も、丸暗記で覚えることが多いのですが、こんな歴史を知っていると、とても興味が湧いてくると思います。

 

それではイタリア語のクライアントにあたる cliente の発音を聴いてから、今回のまとめをしましょう。

 

vocabolario

cliente (男・女性名詞)「顧客、お得意様」

―cliente abituale
―「常連客」

―un buon cliente
―「上客」

 

イタリア語は、今回のように英語の知識を活用するだけでも、暗記に頼らず学べます。それは基本文法でもいえることです。

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ホロスコープ、テレスコープ

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ホロスコープ、テレスコープの「スコープ」とは?

ホロスコープ(星占い)、テレスコープ(望遠鏡)、マイクロスコープ(顕微鏡)という外来語をよく目にします。この3つの外来語は、いずれも「・・・スコープ」と終わっていますが、いったいこのスコープとはなんでしょうか?

何か「見る」ことに関係がありそうです。

今回は、こんな外来語を知っているだけで、すぐに使えるイタリア語をカンタンに増やすことができる好例です。

このスコープ( scope )とは、もともとギリシア語の skopos が語源になっており、「標的」という意味なのです。それが、英語では「視野、範囲」の scope になりました。その scope が元になって、ホロスコープやテレスコープという言葉ができているのですね。

 

イタリア語はscopo

さてイタリア語の方はというと、もともとの「標的」という意味にとても近く、「目的、狙い、生きがい」という意味の、scopo (スコーポ)として使われています。

こうした単語は、丸暗記して覚えることが多いと思いますが、ホロスコープ、テレスコープ、マイクロスコープをたどっただけで、とても身近に感じられませんか?

 

それではscopoの発音を聴いてから、今回のまとめをしましょう。

 

vocabolario

scopo (男性名詞)「目的、狙い、生きがい、意図」

―La figlia e’ l’unico scopo della mia vita.
―「娘は、私の人生の唯一の目的(生きがい)なのだ。」

―senza scopo
―目的なしに、当てもなく

oroscopo (男性名詞)「星占い」

telescopio (男性名詞)「望遠鏡」

microscopio (男性名詞)「顕微鏡」

 

イタリア語は、今回のような外来語や、英語の知識を活用するだけで、暗記に頼らずにどんどん学べるのです。それは基本文法でもいえることです。

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10.ベッリーニ

ヴィンチェンツォ・ベッリーニ( Vincenzo Bellini 1801-1835年)はシチリア島のカターニア( Catania )で生まれました。若くして天才作曲家の地位を確立し、ナポリやミラノで活躍したのですが、病で34歳の短い生涯を閉じました。作品は多くはありませんが、彼のオペラ「ノルマ」( Norma )は、オペラの中でも傑作として知られています。

彼の出身地カターニアのオペラ座はベッリーニ劇場( Teatro Bellini )といい、カターニアの郷土料理であるリコッタチーズとトマトソースのパスタは彼の名前にちなんで「スパゲッティアラノルマ」( Spaghetti alla Norma )といわれています。

オペラ「ノルマ」の非常に美しいアリア「清らかな女神よ」(Casta Diva)をお聴き下さい。天上の調べといえます。

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9.ドニゼッティ

19世紀前半にイタリア・オペラの全盛期を迎えたロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティといった作曲家をご紹介します。ガエターノ・ドニゼッティ( Gaetano Donizetti 1797-1848年)は、ベルガモ( Bergamo )で生まれました。

貧乏な家の出身でしたが、ベルガモの慈善音楽院のヨハン・ジーモン・マイヤーに才能を認められ、苦労の中で非常に多くの作品を書きました。彼は短期間で書き上げることで有名で、オペラでも数日で完成させたといわれています。

オペラの数だけでも70ほどもありますが、その数のわりに、彼の代表的なオペラである『ランメルモールのルチア』( Lucia di Lammermoor )と『愛の妙薬』( L’elisir d’amore )を除いては、あまり演奏されることがないので、まだまだ過小評価された作曲家といえましょう。

『ランメルモールのルチア』は、恋人の悲劇を描いた作品で正気を失ったヒロインが歌う「狂乱の場」で有名です。ですが、ここでは私が個人的に非常に美しいと思う楽器ハープが歌う場面をご紹介しましょう。

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8.ケルビーニ

チマローザに続いて、ロッシーニにはじまるイタリアオペラの全盛時代の前に活躍した作曲家にルイージ・ケルビーニ( Luigi Cherubini 1760-1842年)がいます。

彼はイタリア出身ですが、活動は主にフランスのパリでした。チマローザ同様、今日ではそれほど名が知られていないものの、その時代ではベートーベンなど偉大な作曲家にも評価されました。彼はオペラや宗教曲、交響曲を残していますが、中でもオペラ『メデア』( Medee )、ルイ16世の処刑を悼んで作曲された『レクイエム ハ短調』は今でも演奏される名曲です。

ケルビーニですら、今日ほとんど演奏されないので、名声を得ても後世まで名の残らない作曲家は無数にいるのでしょうね。

ケルビーニ「メデア」の一部をお聴き下さい!

歌い手は名歌手マリア・カラスです。

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7.チマローザ

これまでバロック時代のイタリアの作曲家を中心に取り上げましたが、近代へと移って行きましょう。イタリアのオペラは19世紀よりロッシーニやヴェルディなどの天才的作曲家の登場によって全盛期を迎えるのですが、それまでに大きな成功を収めていたのがドメニコ・チマローザ( Domenico Cimarosa 1749~1801年)でした。

今でこそ、その存在は忘れられていますが、当時の文豪ゲーテやスタンダールにも称賛され、モーツァルトにも影響を与えたといわれる作曲家でした。彼の傑作として今日にも残るのは「秘密の結婚( Il Matrimonio Segreto )」です。

チマローザはナポリを中心に活躍しました。そのナポリは、フランスのナポレオン軍に占領されたときに共和制になりました。チマローザは「共和国賛歌」を作曲したのですが、すぐにナポリ王国が復活。チマローザは「裏切り者」として投獄されたということです。

チマローザの傑作「秘密の結婚」序曲をお聴き下さい!
 

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6.タルティーニ

ジュゼッペ・タルティーニ( Giuseppe Tartini 1692-1770年)は、パドヴァ( Padova )で活躍したヴァイオリニスト・作曲家です。作品のほとんどはヴァイオリンの協奏曲かソナタです。パドヴァの大学では、法律を勉強し、フェンシングの名手でもあったようです。

ヴァイオリンの演奏技術を彼によって向上させた功績があります。作曲家としては『悪魔のトリル( Trillo del Diavolo )』が非常に有名で、今でも多くの演奏家によって弾かれています。

「悪魔( diavolo )」という名前がついているのは「夢で悪魔が弾くヴァイオリンを聴き、それを書き留めた」とタルティーニが語ったとされているからです。

トリエステにタルティーニ音楽院( Conservatorio di Tartini )があります。

では「悪魔のトリル」(1楽章)をどうぞ!

演奏はイタリア人のFranco Gulliの名演です。

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5.スカルラッティ

バロック時代を代表する作曲家といえば、ドイツのバッハ、ヘンデルがすぐにあげられますが、この2人と同じ1685年生まれのイタリア人ドメニコ・スカルラッティ( Domenico Scarlatti, 1685年-1757年)も、その時代のチェンバロの曲に革新的な作曲家です。(当時、現在のピアノはなく、その前身がチェンバロです。)

スカルラッティは、後半生、宮廷楽長としてポルトガル、スペインで過ごし作曲を行いました。マリア・バルバラというポルトガル王家王女、のちのスペイン王妃に王女の家庭教師として作曲したといわれる数多くのチェンバロ練習曲は、現在もピアノレパートリーのソナタとして頻繁に演奏されています。

ソナタL23 ホ長調をお聴き下さい!

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4.コレッリ

弦楽器の製作者としてストラディヴァリウスを取り上げました。17~18世紀のイタリアでは、弦楽器の普及とともに、ヴィヴァルディをはじめ弦楽器を中心とした作曲家が登場しました。そのはじめの一人がアルカンジェロ・コレッリ( Arcangelo Corelli 1653年-1713年)です。

彼は、ヴァイオリニストとしてローマを中心として活躍し、『ラ・フォリア』として有名なヴァイオリン・ソナタや、『クリスマス協奏曲』として知られる合奏協奏曲集を作曲しました。彼の作品は、バッハやヴィヴァルディにも影響を与えたといわれています。

コレッリの『クリスマス協奏曲』をお聴き下さい!

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3.ストラディヴァリウス

ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器は、イタリアが発祥であることをご存じでしょうか? 現在のような弦楽器の大きさが定まったのは16世紀頃で、クレモナ( Cremona、イタリア北西部 )がこの弦楽器製作の「聖地」といえます。この地で活躍した製作家で燦然と輝くのが、アントニオ・ストラディバリ( Antonio Stradivari、1644年-1737年)です。

ストラディヴァリの楽器は、美しい形状・音色であることはもちろんですが、木の材質、ニスなど製作については謎の部分も多いといわれています。

ストラディバリが製作したヴァイオリンは、今では名器として数億円の値段がつくこともあります。また高価なゆえに盗難や偽物も多く、現存する約600挺ほどある楽器の多くには「レディ・ブラント」「ドルフィン」「メシア」などとひとつひとつに名前がついているほどです。

ストラディヴァリウスが大変な額で落札されたニュースです。

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2.ヴィヴァルディ

アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ( Antonio Lucio Vivaldi, 1678年-1741年)はヴェネツィア( Venezia )出身の作曲家です。ヴィヴァルディの「四季」といえば、どなたでも一度は耳にしたメロディーでしょう。バロックの作曲家として傑出した存在です。ヴィヴァルディは、カトリックの司祭( sacerdote )として、ピエタ慈善院付属音楽院 ( Ospedale della Pietà ) でヴァイオリンを教えました。

ヴァイオリン曲を中心に500以上の協奏曲を作曲したといわれています。日本でも特に有名な「四季」(  Le Quattro Stagioni )は、『和声と創意の試み』( Il cimento dell’armonia e dell’invenzione )という作品名で、その他には『調和の霊感』( L’estro armonico )が知られています。

バッハにも影響を与えたといわれるほどのヴィヴァルディですが、晩年は人気も落ち、死後はその存在はほとんど忘れられていたそうです。20世紀になってから再評価されていきました。ちなみに私のあるイタリア人の友人はヴィヴァルディを知らず、「誰?」と奥さんに尋ねていました。イタリアでは日本のような音楽史の勉強が必須ではないからのようです。日本人の方が、イタリアに詳しいということも往々にしてあることのようですね。

ヴィヴァルディの代表作『調和の霊感』の一部をどうぞ!

 

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1.モンテヴェルディ

クラウディオ・ジョヴァンニ・アントニオ・モンテヴェルディ(Claudio Giovanni Antonio Monteverdi, 1567-1643年)は16世紀から17世紀にかけてのイタリアの作曲家です。マントヴァ公の宮廷楽長、ヴェネツィアにあるサン・マルコ寺院の楽長をつとめました。

モンテヴェルディの作品はルネサンスからバロック音楽への橋渡し的存在とされていますが、何よりオペラの最初期の作者として知られています。現代でも演奏される彼の最も有名な作品の一つが『オルフェオ( Orfeo )』です。他には『ウリッセの帰還』( Il Ritorno d’Ulisse in Patria )と『ポッペーアの戴冠』( L’Incoronazione di Poppea )が知られています。

モンテヴェルディの代表作「Orfeo(オルフェオ)」の一部をご紹介します。

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パトロンとパトリオット

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最近ではあまり使われなくなりましたが、才能ある芸術家を芽が出るまで育てたりする人を「パトロン」ということがあります。

イタリアのルネッサンスも、メディチ家など芸術家の後援者がいたからこそでしょうね。

また、「愛国者」のことを英語で「パトリオット(ペイトリオット)」といい、
アメリカ軍の兵器の名前に「パトリオットミサイル」というものまであります。

このパトロンとパトリオットは、それぞれ patron と patriot とつづります。

pat- ではじまるこの2つの言葉の語源をたどって理解すると、イタリア語の大事な言葉のいくつかがカンタンにわかるようになるのです。

その語源とは、ラテン語の pater (パテル)、つまり「父」に行き当たります。

ここが原点です。

「父」から「主人」とか「祖国」へとつながり、「パトロン」、「パトリオット」になったのですね。

 

さて、paterを語源とした肝心のイタリア語ですが、

イタリア語の「父」は padre (パードレ)、「主人」は padrone (パドローネ)、「祖国」は patria (パートリア)といいますが、全部語源は同じであることがすぐわかります。

さらにはまた patrimonio (パトリモーニオ)も、「遺産、相続」ですが、これも「父から受け継ぐもの」と考えると、すっと理解できますね。

 

それではイタリア語の patria と patrimonio を聴きながらおさらいしておきます。

 

 

vocabolario

padre (男性名詞)「父」

padrone (男性名詞)「主人」
padrone di un cane 「犬の主人」

patria (女性名詞)「祖国」
lottare per la patria 「祖国のために戦う」

patrimonio (男性名詞)「遺産、相続」
patrimonio artistico

 

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バストとお墓

busto

 

「バスト」はなんとイタリア語由来の英語

「バスト」は、胸部、特には女性の胸部のサイズを言うのに一般的な外来語として使われています。ところがこの言葉の由来を探ってみると、あるイタリア語に出くわし、ちょっと意外な展開になるのです。

まず「バスト」という外来語ですが、これは英語の bust から来ており、その英語はなんとイタリア語の busto (ブースト)がもとになっているのです。

イタリア語で busto といえば、われわれがバストから想像できるような「上半身、胸部、バスト」の意味がありますが、その他にも意外な意味があり、これが今回のおもしろいテーマにつながってきます。

 

バストはお墓?

イタリア語の busto の意味には「胸、バスト」と同時に「胸像」があるのですが、ここまではバストから連想できると思います。(冒頭の写真のようなものが胸像です。)

ところがさらに古語としてあまり使われませんが、とても意外な意味があるのです。それはなんと「お墓」なのです。バストからは想像もつきませんね。

というのも、busto の語源であるラテン語の bustum は「お墓」という意味で、なぜならその昔、墓石の上に死人の胸像を飾り立てていたからなのです。

そういわれると「お墓 ⇒ 胸像 ⇒ バスト」がつながってきませんか?

それではイタリア語の busto の発音を聴いてみましょう。

 

vocabolario

バストから学べてしまう、イタリア語を整理してみます。ちょっと日本語の「バスト」という言葉のイメージまで変わってきますよね。

busto (nome m.) 「上半身、胸部、バスト、胸像、(古語として)墓」
―fotografia a mezzo busto 「上半身の写真」
―un busto di Garibaldi 「ガリバルディの胸像」

bustino (nome m.) 「コルセット」

 

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ホンダとオンダ

ondaオンダケイスケ?

サッカーのスター本田圭佑選手は、イタリアサッカーの2014年のシーズンでとても活躍しているようですね。

まさに「波に乗ってきた」というわけで、イタリアの新聞では、本田(honda)と、「波」という意味の onda (オンダ)とが掛け合わされて記事になっていることが多いのですが、日本人のわれわれからはあまりピンときません。

しかしイタリア人にとっては、honda も onda も同じなのです。なぜなら、イタリア語は ho の h を発音しないからです。hobby も「オッビー」、hotel も「オテル」、honda も「オンダ」と発音するのです。

 

イタリア語にハ行なし

外来語をのぞいては、イタリア語で H ではじまる単語はありません。そしてハヒフヘホの発音も(特定の地方をのぞいては)ないのです。ハ行はア行になってしまいます。

論より証拠、オンライン辞書で H ではじまるイタリア語の一覧がありましたので、ご紹介しておきます。

http://dizionari.corriere.it/dizionario_italiano/h.shtml

 

ということで、onda (波)の発音を聴いてみることにしましょう。

 

vocabolario

onda (女性名詞)「波」

 

ちなみに、この onda は、カンツォーネとして日本人にも有名な「サンタルチア」の歌詞にも登場しています。2画面目の歌詞、Placida è l’onda (波は静か)にも登場しています。

 

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火山と神々

Etna Sicilia

御嶽山の噴火(2014年9月27日)は、本当に悲しく、衝撃的な天災となりました。亡くなられた方々とご家族に心よりお悔やみ申し上げます。

この噴火では、多くの人が自然を畏怖するような気持ちをもったと思いますが、私もその一人です。今回は、イタリア語とともにそんな畏怖心をもって文章をつづりたいと思います。

 

火山の「ヴォルケイノ」

火山のことは英語で volcano (ヴォルケイノ)といいますが、英語らしからぬ発音・つづりだと感じたことはありませんか?

なんと volcano の由来はイタリア語で、イタリア語では vulcano とつづり、「ヴゥルカーノ」と発音するのです。

 

語源はローマ神話の神

語源は、古代ローマ神話の火の神「Vulcanus(ウルカヌス)」から来ており、神と山がつながることは、日本とよく似ている気がします。

日本には古くから山自体が信仰の対象とされ、禁足地とされている山もあるということも、なにか神と自然との関わりが感じられます。

日本も火山の多い国ですが、イタリアもシチリア島にある Etna(写真)や、古代ローマ時代の噴火で有名な Vesuvio は、活火山としてよく知られています。

 

それではイタリア語の vulcano を発音してみましょう。

 

vocabolario

vulcano (男性名詞)「火山」

vulcano attivo 「活火山」

 

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そばとアラブ人

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「そば」はイタリア語で?

和食は寿司をはじめとして世界でも人気が出てきているので、そばも soba で通じることがありますが、イタリアではどうでしょうか?pasta giapponese でもいいかも知れませんが、うどんとは区別できませんね。

説明するには、いろんな表現がありますが「そば粉」のことは grano saraceno (グラーノ サラチェーノ)といいます。フランス人はそば粉のクレープを食べますし、イタリア人も食材としてよく知っています。ですから、pasta di grano saraceno といえば、通じるでしょう。

意味は「サラセン人(saraceno)の小麦(grano)」とでもいいましょうか。

サラセン?

サラセン人?

今回はこの saraceno にご注目です!

 

「シャッター」のイタリア語は?

私はそば粉が grano saraceno ということを知って、あれ?と思いました。なぜならイタリア語で住宅や店舗の「シャッター」のことを saracinesca (サラチネスカ)というからです。何か似ていませんか?

 

saraceno とは?

じつは、saraceno というのは「サラセン人」のことで、世界史をよくご存じの方はサラセン帝国というのを聞いたことがあるでしょう。

サラセンは「イスラム」とほとんど同じ意味で使われ、サラセン人といえば「イスラム教徒、アラブ人」を指しているのです。

ですから、アジアが原産とされるそば粉は、イスラム(サラセン)を伝ってヨーロッパにもたらされたので、grano saraceno となったのでしょう。また「シャッター」は、サラセン人の鎧戸(よろいど)が由来にあるため、saracinesca となりました。

そば、シャッター、サラセン人、と一体、何がつながるかと思ったら、意外な接点があったのですね。

 

vocabolario

「サラセン人」に親しんで(?)いただいたところで、学んだイタリア語を整理してみましょう。イタリア人に「そば」を説明することは、結構ありそうですね。「シャッター」は知っていたら、イタリア人もびっくりするかも知れませんね。

grano saraceno (男性名詞) 「そば粉」
pasta lunga di grano saraceno
―「そば」

grano saracenoの発音はこちらから↓

 

saracinesca (女性名詞) 「シャッター、よろい戸」
Alzare la saracinesca di un negozio.
―「店のシャッターを開ける。」

saracinescaの発音はこちらから↓

 

サッカーでは、鉄壁のゴールキーパーのプレーを評して saracinesca という表現を使うようです。閉まったシャッターのようにゴールできないという感じでしょうね。

saraceno (形容詞) 「サラセン人(の)、アラビア人、イスラム教徒(の)」
l’esercito saraceno
―「イスラム軍」

 

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