母なるマタニティー

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母親のことは、英語で mother (マザー)といい、妊婦さんの服などを maternity (マタニティー)といいますね。

このどちらも「母」を意味する mater (マテル)というラテン語を語源としています。

イタリア語では母親のことを madre (マードレ)というのですが、この mater (マテル)の「母」は、単に母親という意味だけでなく、「何かを生み出すもの、源(みなもと)、元になるもの」というイメージをもつと、コトバのイメージが広がってきます。

イタリア語で mater (マテル)がもとになっている単語を拾ってみると、「母なる、母の」という形容詞の materno (マテルノ)があります。

例えば、

lingua materna (リングア マテルナ =「母国語」)

という意味になります。

また matrimonio (マトリモーニオ =「結婚、結婚式」)という単語があるのですが、「結婚」が父でなく、「母」から派生している言葉だと考えると、とてもおもしろいと思います。

新しく家族を「生み出す」ということからでしょうかね?

私も個人的に、出産のことや胎児のことを知るにつけ、母親というのは本当に偉いな、生きるということを無駄にしてはいけないな、と思うようになりました。 

最後にもうひとつ。 mater を語源とした英単語で、私たちがとてもよく知っているものがあります。それは何かの仮想空間を「生み出す」ものとして、アメリカ映画のタイトルにもなりました。

考えてみてくださいね。


ひとりごと

私事で恐縮ですが、一週間前に妊娠7ヶ月になる子が、妻のお腹の中で亡くなりました。本当にショックで、涙のとまる日はありません。

この悲しみを乗り越えてほしい、という妻への励まし、そして、母親という存在すべてに敬意をこめて、今回の「母」をテーマに、このメルマガを夜中に泣きながら執筆しました。

母親という存在は本当に素晴らしいな、と思います。われわれはみな母親のお腹の中から生まれた、ということにあらためて感じ入る日々です。

また27週間というはかなき命であった我が子からも、本当にたくさんのことを気づかせてもらいました。それはまたいずれの機会に書きたいと思います。(2011年2月)


青色のいろいろと、マリナーラ

111030_1453~02.jpg 青色のいろいろと、マリナーラ

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青は azzurro (アッズッロ)とお伝えしました。観光地で有名なカプリ島の「青の洞窟」も、Grotta Azzurra  (グロッタ・アッズッラ)でしたね。

この「青」ですが、英語のブルーと同じく blu (ブル)というイタリア語もあります。そして、もう一つ「青」には、celeste (チェレステ)があります。

どれも「青」です。違いは「明るさ」で、「明るい→濃い」の順番に並べると、

celeste、azzurro、blu

celeste は「空色(そらいろ)」、azzurro は「青」、blu は「紺色(こんいろ)」といったところでしょうか?

ちなみに海の色を「マリンブルー」といいますが、イタリア語では

blu marino (ブル マリーノ)です。

この marino は「海の」という意味です。

サッカーJリーグのチームに「横浜マリノス」がありますが、こちらの marinos は、スペイン語の「船乗り」で、よく似ていますね。ユニフォームも、ブルーなので、まさに blu marino です。

また、ピッツァ・マリナーラは、pizza marinara とつづり、「海の、船乗りのピッツァ」⇒「魚介のピッツァ」となります。

ひとりごと

私は趣味で畑をやっているのですが、なんと今年は小麦が豊作(もちろん無農薬・無肥料!)。

が、農家さんではないので、刈りとり、脱穀作業、製粉まで、すべて手作業。地道です。仕事そっちのけで、ほとんど毎日、作業しております。

古代ローマや古代エジプトも小麦を食べていたとか。

自分は農機具も使ってないし、この作業は古代エジプトより前かも、と思ったりして。

小麦はパンやフォカッチャにして食べる予定です。いつになることやら…。


イタリア代表と「青の洞窟」

111030_1453~02.jpg イタリア代表と「青の洞窟」

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いよいよサッカーのワールドカップが近づいてきました。今年も優勝候補のひとつであるイタリア代表は、通称「アッズーリ」と呼ばれています。

それはなぜかというと、ユニフォームを思い出してください。青色をしていますね。

ということで、イタリア語で「青」は azzurro それが複数となって azzurri (アッズーリ)となります。

また、イタリア南部・カプリ島の観光名所のひとつに、「青の洞窟」があります。

洞窟の中の海の色が光の反射によって、感動的に美しい青色になっているスポットです。

http://www.capri.it/it/grotta-azzurra

(↑カプリ島の観光サイト、こちらにキレイな写真もあります。)

こちらも「青」で、「洞窟」は grotta ですから、Grotta Azzurra (グロッタ・アッズッラ)といいます。

 

ちなみに南フランスの観光地に、コートダジュールがありますが、この「ダジュール(d’Azur)」の azur はフランス語の「青」で、azzurro とよく似ていますね。

ひとりごと

私はテレビのない生活をしているのですが、余計な情報も入ってこないので、とてもスッキリと毎日が過ごせています。オススメです。ときどき海外旅行から帰国したような気分になるときもあります。

でも、さすがにワールドカップは観たいので、友達の家に行こうか、バーに観に行こうか、を考えております。

テレビの普及していなかった時代はみんなこんな感じだったのだろうな、と思いました。