スパのS P Aとは?

1254995_59107335

「スパ」ってそもそも何?

今、全国でもはやりの「スパ」ですが、「温泉スパ」や「ヘッドスパ」など、「スパ」という言葉にはとてもリラックスできるイメージがありますね。

さて、この「スパ」というのは、そもそも何でしょうか?あまり気にしたことはなかったのですが、調べてみたら意外なことがわかりました。

 

スパの語源とは?

スパは、spa と綴りますが、その語源は、

salus per aquam (サルース ペル アクアム)

というラテン語の頭文字をとっている、という説があるそうです。イタリア語というのは、ラテン語が元になっている言葉なので、salus per aquam は、イタリア語にそのまま置き換えてみると、

salute per acqua

となります。「水による健康」といった感じでしょうか。

 

イタリア語の salute と acqua

salute は「健康」という意味のほかに、宴席での「乾杯!」というフレーズにも使われます。acquaは「水」ですね。スポーツドリンクの aquarius (アクエリアス)とか、aquarium 「水族館」にも acqua という語源が隠れています。

こんなところにもイタリア語を学ぶヒントが隠されていたんですね。

 

vocabolario(まとめ)

salute (女性名詞)「健康、乾杯」
Salute! 「乾杯!」

acqua (女性名詞)「水」
acqua minerale 「ミネラルウォーター」
acqua gassata 「炭酸水」

 

イタリア語の基礎は、英語や外来語や語源の知識を活用するだけで、暗記に頼らず学べます。それは基本文法でもいえることです。

英語もできないのに…と思っていても心配ありません。ちょっとしたヒントが大きなきっかけとなるのです。

itacicaのメール講座は、31日間で外来語や英語といった誰でも知っている言葉から丸暗記不要でイタリア語の基礎が学べます。語学学校の約2回分のレッスン費用で受講できると考えてみてください(ご満足いただけない場合の返金保証もあります)。

http://itacica.com/studyitalian/mailtraining1/

↓↓↓ 「へえーなるほど」と思ったら2ヶ所クリックいただけると嬉しいです!クリックすると、イタリア語に関する楽しいブログがたくさんあるページにリンクしています。


イタリア語 ブログランキングへ
にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ
にほんブログ村


古代ローマのクライアント

colosseo

クライアントは古代ローマから存在?

ビジネスの世界では、お客様やお得意様のことを「クライアント」という表現するようになってきました。

「クライアントさんとの打ち合わせ」などです。

この「クライアント」は、もちろん英語の client から来ているのですが、本家はラテン語の clientis (クリエンティス)で、古代ローマから使われている言葉だったのです!

 

クリエンティスとは?

古代ローマには、貴族の保護を受けて暮らすことのできた平民がおり、その人たちが「クリエンティス」と呼ばれ、日本語では被保護者と訳されているようです。

貴族の方は、パトロナス(「パトロン」の語源)と呼ばれましたから、パトロンとクライアントという主従関係になっており、多くのクリエンティスを抱えることがステータスにもなっていたようです。

 

イタリア語はcliente

こんなことを知ると「クライアント」がずいぶんと歴史を感じさせる言葉だと感じられてきませんか?この clientis が、変化して、現在使われる「お客様」の意味になりました。

イタリア語でも「クライアント」は cliente (クリエンテ)で、同じように「お客様、お得意様」という意味で使われています。

こうした単語も、丸暗記で覚えることが多いのですが、こんな歴史を知っていると、とても興味が湧いてくると思います。

 

それではイタリア語のクライアントにあたる cliente の発音を聴いてから、今回のまとめをしましょう。

 

vocabolario

cliente (男・女性名詞)「顧客、お得意様」

―cliente abituale
―「常連客」

―un buon cliente
―「上客」

 

イタリア語は、今回のように英語の知識を活用するだけでも、暗記に頼らず学べます。それは基本文法でもいえることです。

itacicaのメール講座は、31日間こうした「ネタ」だけでイタリア語の基礎が学べます。丸暗記も不要で、語学学校の約2回分のレッスン費用で受講できます(返金保証もあります)。

http://itacica.com/studyitalian/mailtraining1/

 

↓↓↓ 「へえーなるほど」と思ったら2ヶ所クリックいただけると嬉しいです!クリックすると、イタリア語に関する楽しいブログがたくさんあるページにリンクしています。


イタリア語 ブログランキングへ
にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ
にほんブログ村

 


パトロンとパトリオット

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最近ではあまり使われなくなりましたが、才能ある芸術家を芽が出るまで育てたりする人を「パトロン」ということがあります。

イタリアのルネッサンスも、メディチ家など芸術家の後援者がいたからこそでしょうね。

また、「愛国者」のことを英語で「パトリオット(ペイトリオット)」といい、
アメリカ軍の兵器の名前に「パトリオットミサイル」というものまであります。

このパトロンとパトリオットは、それぞれ patron と patriot とつづります。

pat- ではじまるこの2つの言葉の語源をたどって理解すると、イタリア語の大事な言葉のいくつかがカンタンにわかるようになるのです。

その語源とは、ラテン語の pater (パテル)、つまり「父」に行き当たります。

ここが原点です。

「父」から「主人」とか「祖国」へとつながり、「パトロン」、「パトリオット」になったのですね。

 

さて、paterを語源とした肝心のイタリア語ですが、

イタリア語の「父」は padre (パードレ)、「主人」は padrone (パドローネ)、「祖国」は patria (パートリア)といいますが、全部語源は同じであることがすぐわかります。

さらにはまた patrimonio (パトリモーニオ)も、「遺産、相続」ですが、これも「父から受け継ぐもの」と考えると、すっと理解できますね。

 

それではイタリア語の patria と patrimonio を聴きながらおさらいしておきます。

 

 

vocabolario

padre (男性名詞)「父」

padrone (男性名詞)「主人」
padrone di un cane 「犬の主人」

patria (女性名詞)「祖国」
lottare per la patria 「祖国のために戦う」

patrimonio (男性名詞)「遺産、相続」
patrimonio artistico

 

↓↓↓ 「へえーなるほど」と思ったらクリックいただけると嬉しいです!他にもイタリア語に関する楽しいブログがたくさんありますよ。


イタリア語 ブログランキングへ
にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ
にほんブログ村


バストとお墓

busto

 

「バスト」はなんとイタリア語由来の英語

「バスト」は、胸部、特には女性の胸部のサイズを言うのに一般的な外来語として使われています。ところがこの言葉の由来を探ってみると、あるイタリア語に出くわし、ちょっと意外な展開になるのです。

まず「バスト」という外来語ですが、これは英語の bust から来ており、その英語はなんとイタリア語の busto (ブースト)がもとになっているのです。

イタリア語で busto といえば、われわれがバストから想像できるような「上半身、胸部、バスト」の意味がありますが、その他にも意外な意味があり、これが今回のおもしろいテーマにつながってきます。

 

バストはお墓?

イタリア語の busto の意味には「胸、バスト」と同時に「胸像」があるのですが、ここまではバストから連想できると思います。(冒頭の写真のようなものが胸像です。)

ところがさらに古語としてあまり使われませんが、とても意外な意味があるのです。それはなんと「お墓」なのです。バストからは想像もつきませんね。

というのも、busto の語源であるラテン語の bustum は「お墓」という意味で、なぜならその昔、墓石の上に死人の胸像を飾り立てていたからなのです。

そういわれると「お墓 ⇒ 胸像 ⇒ バスト」がつながってきませんか?

それではイタリア語の busto の発音を聴いてみましょう。

 

vocabolario

バストから学べてしまう、イタリア語を整理してみます。ちょっと日本語の「バスト」という言葉のイメージまで変わってきますよね。

busto (nome m.) 「上半身、胸部、バスト、胸像、(古語として)墓」
―fotografia a mezzo busto 「上半身の写真」
―un busto di Garibaldi 「ガリバルディの胸像」

bustino (nome m.) 「コルセット」

 

↓↓↓ 「へえーなるほど」と思ったらクリックいただけると嬉しいです!他にもイタリア語に関する楽しいブログがたくさんありますよ。


イタリア語 ブログランキングへ
にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ
にほんブログ村


火山と神々

Etna Sicilia

御嶽山の噴火(2014年9月27日)は、本当に悲しく、衝撃的な天災となりました。亡くなられた方々とご家族に心よりお悔やみ申し上げます。

この噴火では、多くの人が自然を畏怖するような気持ちをもったと思いますが、私もその一人です。今回は、イタリア語とともにそんな畏怖心をもって文章をつづりたいと思います。

 

火山の「ヴォルケイノ」

火山のことは英語で volcano (ヴォルケイノ)といいますが、英語らしからぬ発音・つづりだと感じたことはありませんか?

なんと volcano の由来はイタリア語で、イタリア語では vulcano とつづり、「ヴゥルカーノ」と発音するのです。

 

語源はローマ神話の神

語源は、古代ローマ神話の火の神「Vulcanus(ウルカヌス)」から来ており、神と山がつながることは、日本とよく似ている気がします。

日本には古くから山自体が信仰の対象とされ、禁足地とされている山もあるということも、なにか神と自然との関わりが感じられます。

日本も火山の多い国ですが、イタリアもシチリア島にある Etna(写真)や、古代ローマ時代の噴火で有名な Vesuvio は、活火山としてよく知られています。

 

それではイタリア語の vulcano を発音してみましょう。

 

vocabolario

vulcano (男性名詞)「火山」

vulcano attivo 「活火山」

 

↓↓↓ 「へえーなるほど」と思ったらクリックいただけると嬉しいです!他にもイタリア語に関する楽しいブログがたくさんありますよ。


イタリア語 ブログランキングへ
にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ
にほんブログ村


ドミノとドメイン

domino

「このウェブサイトのドメインは何?」

「それは itacica だよ!」

 

ドメインとドミノの共通項

ドメインという言葉をご存知でしょうか? ウェブサイトには「http://~.co.jp」とか、「http://~.com」というURLアドレスがありますが、この「~」の部分がドメインです。このイタリア語のサイトのドメインは itacica です。

ドメインは英語で domain とつづり、元々は「領域、領土、支配」の意味があります。支配、所有しているもの、とイメージするといいでしょう。ラテン語での語源は、dominus (=主人、主(あるじ))ですので、さらにわかりやすいですね。

 

さて、これと似た単語に domino (ドミノ)があります。バタバタと倒れていく様子は大人でも楽しいものです。

いろいろ調べてみたところ、こちらも先ほどのラテン語 dominus が語源。ですので、ここからは私の推測ですが、つぎつぎとオセロのように倒して(=支配)行くことから、ドミノと名づけられたのではないかと思います。

ドメインとドミノに意外な共通項を見つけることができました。

 

dominus ⇒ イタリア語は?

さて、ドメインとドミノには、dominus という共通のラテン語源がありました。このことを知っておけば、イタリア語の動詞 dominare (ドミナーレ)が登場しても親近感が涌くことでしょう。

この動詞は「支配する、意のままに動かせる」という意味で使われ、名詞になると domininazione (統治、支配、所有、領土)となります。

ちなみにイタリア語のドミノは domino のままです。

 

vocabolario

それでは、ドメインとドミノからたどるとわかりやすいイタリア語を整理してみます。

dominare (verbo)「支配する、意のままに動かす」
ーVenezia dominava per molto tempo sui mari. 
―「ヴェネツィアは長い期間、海洋を支配していた。」

dominazione (nome f.)「支配、統治、領域」
ーla dominazione Araba 
―「アラブの支配」

dominante (aggettivo)「支配的な、優勢な」
ーIl Buddismo è la religione dominante in Giappone.
―「仏教は日本の主な宗教です。」

dominatore (nome m.)「統治・支配者」

 

↓↓↓ 「へえーなるほど」と思ったらクリックいただけると嬉しいです!他にもイタリア語に関する楽しいブログがたくさんありますよ。


イタリア語 ブログランキングへ
にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ
にほんブログ村

 


伝説のレジェンド

leggere

「あのプレーはすばらしいよね。」

「もう生きながらにしてレジェンドだね~」

こんな会話をすることがありませんか?

 

伝説的な人物は「レジェンド」

スポーツのスーパースターや、芸術家のトップクラスの人をときどき「レジェンド」と呼んだりします。バスケットボールのマイケル・ジョーダンもそうですし、イチローも生きるレジェンドかも知れません。

このレジェンドは英語で legend、イタリア語では leggenda (レッジェンダ)とつづります。日本語では「伝説」と言います。

 

イタリア語の動詞とつながっていたレジェンド!

語源というのは、ときどきおもしろいつながり方をしているものです。今回のレジェンドがそのよい例で、発見したときは本当にワクワクします。

さきほどイタリア語のレジェンドは leggenda とつづりますと書きましたが、じーっと見ているとイタリア語の動詞、しかもとても基本的な動詞に似ていることに気づきませんか?ちょっと考えてみて下さい。

 

 

これに気づいた方はかなりセンスの言い方ですね!

イタリア語の語源辞典を調べますと、leggenda は、ラテン語由来で、

cose che devono leggere (読まなくてはならない、読むに値するもの)

とあるのです。つまり伝説という言葉の由来は「読むに値するほどの(立派・偉大な)モノ・人」であることがわかり、leggere 「読む」というイタリア語動詞と同じ語源だったのです!

leggere un giornale 「新聞を読む」など、日常の動詞としてよく使われますが、これが leggenda とつながっていたとは驚きですよね。

 

vocabolario

ではレジェンドから学べる「読む」というキーワードに関するイタリア語を整理してみましょう! 「レジェンド」と言ってからイタリア語の leggere と発音すると新鮮に感じませんか?

leggere (verbo)「読む」
―leggere un giornale 「新聞を読む」
―Leggo sempre prima di dormire. 「私は寝る前はいつも読書します。」

leggibile (aggettivo)「読みやすい、読む価値のある」

lettura (nome f.)「読書、朗読」

leggenda (nome f.)「伝説、聖人伝、つくり話」
―le leggende dell’antica Greca 「古代ギリシアの伝説」

leggendario (aggettivo)「伝説の」

 

 


あとはアドリブで・・・

adlibitum

なんと「アドリブ」はラテン語!

結婚式や、ビジネスの発表、挨拶などで、「あとはアドリブでお願いします。」なんて言うことがありませんか? 「アドリブ」は、原稿を準備するより、うまくいくときがときどきありますよね。

今や完璧に日本語となったアドリブというカタカナ外来語ですが、この言葉は、英語でも、イタリア語でもなく、なんとラテン語なのです。

ラテン語を、日本人が知らずに使っている例はほんのわずかで「アリバイ」と「アドリブ」ぐらいでしょうか。そういえば今年、話題となった漫画と映画「テルマエ・ロマエ」もラテン語ですね。

 

イタリア語もアドリブのまま

この「アドリブ」ですが、イタリア語ではどうでしょうか?

冒頭の楽譜の写真をご覧ください。この写真の中央に、ad lib. (アドリブ)とあります。楽譜というのは、crescendo や allegro など、ほとんどすべてイタリア語で指示が書かれています。つまり、アドリブはそのままイタリア語として使用されているのです。

ad lib.は、ad libitum (アド リービトゥム)というラテン語・イタリア語が正式で、それを略してad lib.となっています。

意味は、日本語で使われるニュアンスと同じく「自由に、思うままに、アドリブで」ということです。楽譜の指示も「ここのところはテンポなど自由に、好きに演奏してください。」という意味なのです。

是非、イタリア語でもアドリブで「アドリブ」を使ってみて下さいね。

 

vocabolario

ad libitum (avverbio) 「自由に、アドリブで」
Puoi mangiare e bere ad libitum.
―「自由に食べて、飲んでいいよ。」

↓↓↓ 「へえーなるほど」と思ったらクリックいただけると嬉しいです!他にもイタリア語に関する楽しいブログがたくさんありますよ。


イタリア語 ブログランキングへ
にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ
にほんブログ村

 


ベネッセコーポレーション

ベネッセコーポレーション

「赤ペン先生」で有名なベネッセ

「赤ペン先生」で有名な「進研ゼミ」は、ベネッセコーポレーションによって運営されていますが、「ベネッセ」はみなさまもご存じのブランドですね。今回は教育ビジネスでは日本でもトップクラスのこの「ベネッセ」を取り上げてみましょう。

どうして「ベネッセを?」と思われるかも知れませんが、イタリア語を学ぶ上で、とてもよいネーミングだからです。

 

さて、この「ベネッセ」は、benesse とつづりますが、分解すると、

bene + esse

の2つに分けられます。両方ともラテン語なのですが、それぞれ意味があり、

「よい、正しい」という意味の bene

「生きる、暮らす」という意味の esse

この2つを組み合わせた造語だったのです。「よく暮らす、よく生きる」ための会社という企業理念をあらわしていたのですね。

 

イタリア語に極めて近いbenesse

もうここまで来るとお分かりと思いますが、イタリア語はラテン語を起源としていますから、bene + esse はイタリア語で

bene + essere

となります。本当によく似ています。essere bene (エッセレ ベーネ)というともっとよくわかるでしょう。

essere は、英語のbe動詞にあたるのですが、動詞だけではなく、そのまま「存在」として男性名詞としても使われています。

一方、bene も

Parli bene inglese.

「君は英語を上手に話すね」のように副詞として使われていますが「善、良いこと」という名詞もあります。

それにしても、ベネッセコーポレーションの「ベネッセ」には「よく暮らす、よく生きる、良い存在であること」という深い意味があったとは驚きでした。
↓↓↓ 「へえーなるほど」と思ったらクリックいただけると嬉しいです!他にもイタリア語に関する楽しいブログがありますよ。


イタリア語 ブログランキングへ
にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ
にほんブログ村

 

 


手紙の追伸「P.S.」

手紙の追伸「P.S.」って何?

最近はメールが主流となってきたので、手紙を手書きで書くことは少なくなってきました。ですが、やはり手書きの手紙というのはいいものですね。

手紙の最後に付け加えることがあるときは、

「P.S. 余談ですが…」

などと書きます。

 

ところが、ほとんどの人がこの「P.S.」の略の元が何であるかは知らないのではないでしょうか。

これは、じつはラテン語なのです。

ラテン語の postscriptum が語源となって、英語の postscript それが、「P.S.」になっています。

 

イタリア語にも通じるpostscript

では、イタリア語とどうつながってくるかというと…、

postscript を分解してみると、2つのイタリア語が浮かびあがってくるのです。

まずはじめの post は「後に」を意味する接頭辞(せっとうじ)といわれ、首相でも「ポスト小泉」は誰か?などといわれますね。

つまり、小泉の「後は」の after なわけです。

ですからイタリア語の domani 「明日」に post がつけば、posdomani 「明後日」となるんですね。(tは省略されます)

一方、scriptum は、ご存じ scrivere 「書く」という動詞の過去分詞で scritto とよく似ています。つまり

「P.S.」は、post scritto 「後で書かれた」

ということになるのです。イタリア語では t が省略されて poscritto とも記します。

こんな身近なところにもイタリア語につながるヒントが隠れていました。

 

↓↓↓ 「へえーなるほど」と思ったらクリックいただけると嬉しいです!他にもイタリア語に関する楽しいブログがありますよ。


イタリア語 ブログランキングへ
にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ
にほんブログ村

 


マーケットと女神

マーケットと女神

今回のテーマは「マーケットと女神」ですが、どんなつながりがあるか楽しみにしていてください。

まず、マーケットとコマーシャルという言葉を聞くと何を連想しますか?

なにか「商売」のイメージが湧いてきますね。
では、この「商売」に関するコトバを掘り下げてみると…、

先ほどのマーケットとコマーシャルは、英語で、

market 、 commercial とつづります。

mark と merc が似通っていることに着目して下さい。
この2つの単語は共通の語源に行きあたります。

実は、共通する語源はギリシア・ローマの神話の女神である
「マーキュリー」です。(冒頭の写真がそのマーキュリーです。)

女神マーキュリー( mercury )は、ラテン語ではmercurius、イタリア語ではMercurioと呼ばれ、「商売、旅」を守る女神なんですね。

もちろんイタリア語でもこれを語源として、「商売」に関するたくさんの言葉があるのです。

例えば、さきほどのマーケットとコマーシャルは、
mercato commerciale
であり、merceは「商品、品物」という意味なのです。

女神と、ここでつながっているとはビックリしますよね。

 

  • mercato (nome m.) 「市場、市、売買契約」

mercato centrale 「中央市場」

  • merce (nome f.) 「品物、商品」
  • commerciale (aggettivo) 「貿易の、商業の」

「テルマエ・ロマエ」

111030_1453~02.jpg 「テルマエ・ロマエ」

「テルマエ・ロマエ」の意味は・・・

現在、「テルマエ・ロマエ」という映画が大ヒット上映中で、話題になっていますね。原作の漫画を映画化したものだとか。

内容は、古代ローマの公衆浴場の設計技師が、現代の日本の銭湯にタイムスリップする、というとても面白そうなコメディです。

ところで、この「テルマエ・ロマエ」というタイトルですが、Thermae Romae と綴ります。ラテン語ですね。thermae とはラテン語で 「温泉、共同浴場」という意味。つまり Thermae Romae は「ローマの温泉」 ということです。

 

thermo- は「熱」に関わりがある!

ここで語源の話をしましょう。thermo- というのは「熱」に関するコトバになっています。

例えばこの thermae の「温泉、浴場」も熱に関係していますし、「体温計」は英語で thermometer といいますが、ここにも thermo- が登場しています。

テルモという体温計などの医療機器で有名な会社がありますが、この社名も thermometer に由来しています。

 

イタリア語で「温泉」は?

さて、イタリア語では「温泉、共同浴場」は、terme (テルメ)といいます。thermae とよく似ています。「テルマエ・ロマエ」にイタリア語を学べるヒントがあり、このコトバも身近になってきますね。

vocabolario

  • terme (女性名詞 複数) 「温泉、(古代の)公衆浴場」
  • termale (形容詞) 「温泉の」

※ 「テルマエ・ロマエ」のイタリア語版も購入できます!⇒テルマエ・ロマエ(イタリア語版)

 


地震とツナミ

111030_1453~02.jpg 地震とツナミ

東北地方太平洋沖大地震では、地震や津波の被害だけでなく、原発の災害にも見舞われることになりました。1日も早い復興と生活の安定を祈願して、今回も「地震」をテーマにいたします。

この地震は外国からの関心も非常に高く、イタリアでも連日のように報道がなされています。

前回はイタリア語で「地震」は、

terra (大地) + moto (動く)= terremoto (テレモート)

であるとお伝えしました。

ところが、記事をいろいろとみていると terremoto だけでなく、 sisma (シースマ)という単語をたびたび目にするようになり、気になって調べてみました。

たとえば、記事のタイトルで、

Sisma devasta il Giappone. (シスマ デヴァスタ ジャッポーネ)

というものがありました。( devastare は「荒廃させる」という意味です)

この sisma は、ギリシャ語の seismós (サイスモス)「地震」という単語に由来していることがわかりました。英語では「地震学」を seismology (サイズモロジー)、「地震観測」を seismography (サイズモグラフィー)といいます。「サイズモ系地震計」という呼び名もあるようです。

イタリア語の sisma (シースマ)という単語は、この seismo から来ていたのですね。

最後にクイズをひとつ。「津波」はそのまま tsunami としてイタリア語でも使われているのですが、
terremoto ( terra + moto )を応用すると、イタリア語の「津波」という表現もすぐわかるのです。

さて何と言うでしょうか。ヒントは「海が動く」です。

考えてみてくださいね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【ひとりごと】

地震のニュースは本当に胸が痛みます。そして余震もほとんど毎日のように続いており、こちらも不安になります。

放射能については「安全」と「危険」のどちらの報道もなされ、正しい情報が欲しい、と思います。福島県にお住まいの方々はどれだけ不安な思いで過ごしていらっしゃることでしょうか?

「生きる」とか「生活」そのものをあらためて考えさせられる毎日です。被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。