ホンダとオンダ

ondaオンダケイスケ?

サッカーのスター本田圭佑選手は、イタリアサッカーの2014年のシーズンでとても活躍しているようですね。

まさに「波に乗ってきた」というわけで、イタリアの新聞では、本田(honda)と、「波」という意味の onda (オンダ)とが掛け合わされて記事になっていることが多いのですが、日本人のわれわれからはあまりピンときません。

しかしイタリア人にとっては、honda も onda も同じなのです。なぜなら、イタリア語は ho の h を発音しないからです。hobby も「オッビー」、hotel も「オテル」、honda も「オンダ」と発音するのです。

 

イタリア語にハ行なし

外来語をのぞいては、イタリア語で H ではじまる単語はありません。そしてハヒフヘホの発音も(特定の地方をのぞいては)ないのです。ハ行はア行になってしまいます。

論より証拠、オンライン辞書で H ではじまるイタリア語の一覧がありましたので、ご紹介しておきます。

http://dizionari.corriere.it/dizionario_italiano/h.shtml

 

ということで、onda (波)の発音を聴いてみることにしましょう。

 

vocabolario

onda (女性名詞)「波」

 

ちなみに、この onda は、カンツォーネとして日本人にも有名な「サンタルチア」の歌詞にも登場しています。2画面目の歌詞、Placida è l’onda (波は静か)にも登場しています。

 

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テニスの「オムニ」コート

omni_court

テニスコートのいろいろ

テニスの全米オープンで先日(2014年秋)、錦織選手が大活躍しました。小柄な錦織選手が長身の選手をスピードで打ち負かすのは見ていて爽快ですね。

ところで、テニスコートにはいくつか種類があります。

全米オープンはゴムのハードコート、全仏オープン(フランス)は砂のクレーコート、伝統の全英オープン(ウィンブルドン)は芝のグラスコートです。

それからオムニコートというものもあります。人工芝でできており雨上がりでもすぐプレーできるため、全天候型コートといわれています。

 

オムニコートとオムニバスの omni

このオムニコートの「オムニ」と、映画などでオムニバス映画というときの「オムニ」、この「オムニ」からある大事なイタリア語が学べます。

詳しく見てみましょう。

「オムニ( omni )」とはもともとラテン語で「すべての」という意味があります。

テニスの全天候型のコートをオムニコート( omni court )と呼んでいるのは、「すべての」天候に適応した、という意味でこんな名前がついたのでしょう。

オムニバスの omnibus は、もともと「すべての人のため」というラテン語で、そこから「誰もが乗る乗り合いの車、バス」として使われるようになったり、ある監督やテーマの作品の「すべて」をまとめたものなどをオムニバスというようになりました。

 

イタリア語では omni ⇒ ogni

イタリア語では「毎日」のことを ogni giorno (オンニ ジョルノ)というように、omni が変化して ogni となりました。

イタリア語を習うと出てくる単語のひとつがこの ogni ではないかと思います。「すべての、おのおのの、それぞれの」という形容詞なので、とてもよく使われます。英語では every ですね。

われわれ日本人に縁もゆかりもないイタリア語だと思っていたものが、実は身近にあった、というのはよくあることで、それがこの ogni でした。

 

毎日、毎週、毎月

「毎日、毎週、毎月」は、イタリア語で ogni giorno, ogni settimana, ogni mese とそれぞれいいますが、オムニバスやオムニコートの omni から ogni を見直してみると、とても親しみが涌いてきませんか?

ちなみに、14世紀の詩人ダンテ・アリギエーリの叙事詩である『神曲』の地獄篇第三歌の有名な一節には、

Lasciate ogne speranza, voi ch’intrate.
「汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ」

がありますが、ここに ogni speranza (すべての望み)が登場しています。(これは当時の古いイタリア語ですから ogne となっています。)

それでは ogni の発音を聴きながらおさらいしてみましょう!

 

vocabolario

ogni という形容詞に親しみがわいて、使ってみたくなればしめたものです。用例を下にあげておきます。

ogni (形容詞)「すべての、おのおのの、それぞれの」
ogni giorno 「毎日」

 

―in ogni modo 「どんなことをしても」
―in ogni caso  「いずれにしても」

ognuno (pronome indef.) 「各人、めいめい」
Oguno lo sa. 「各人がそのことを知っている。」

 

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モンドセレクション

mondoselection

お菓子や飲み物の世界的な品評会として有名な「モンドセレクション」をご存知ですか?

(よくお菓子のラベルなんかに「モンドセレクション金賞受賞」などと貼ってあります)

この monde selection の monde (モンド)はフランス語で、実際の発音は「モーンドゥ」です。フランスの大手新聞「ル・モンド」もこの Le Monde で、「世界」という意味なのです。

これがイタリア語になると、発音はほとんどそのまま「モンド」、つづりは mondo となります。

ではここでクイズ。

Coppa del Mondo はどういう意味でしょうか?ヒントは、4年に一度開催される一大スポーツイベントです。

 

 

(答) coppa (コッパ)は「カップ」のことですから、答えは「ワールドカップ」です。イタリア語では Coppa del Mondo、または Mondiali といいます。

mondo (男性名詞) 「世界、世間」

 

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バッティングフォームとチーズ

スポーツのフォームとチーズ

野球やテニス、ゴルフなどのスポーツで「あの選手のフォームは美しい」などと言うことがあります。イチロー選手のバッティングフォームも美しいですね。

この「フォーム」というのは日本語ではなんと言うのでしょう?

カタチ? 様式? 姿? 形式?

なんだかスポーツでいうところの「フォーム」に該当する日本語はないような気がします。それだけ「フォーム」という外来語が日本語のように浸透しているのでしょう。

さて、このフォームというのは英語で form とつづるのですが、ラテン語の forma (フォルマ)を語源としており、イタリア語にはそのまま forma (フォルま)という単語があります。

例えば、(cilindrica (=「円筒状の」))

Sul tavolo c’era uno strano oggetto di forma cilindrica.

といえば、

「テーブルに、円筒の形をした変なものがありました。」となります。(←それこそなんか変な例文ですね。)

 

フォームとチーズの関わりとは?

では、今回のテーマである「フォームとチーズ」ですが、一体何の関わりがあるのでしょう?

ヒントは、チーズを製造するところにあります。冒頭の写真を見ていただければわかるように、チーズというのは、円径のようなある「型」をとって作られ、それが切られて売られています。

つまり製造のための丸い「型」( = forma )に流し込まれて発酵して作られたのがチーズであり、イタリア語の

formaggio (フォルマッジョ )

の forma だったのですね。チーズという意味のイタリア語に、こんな「フォーム」が隠されていたのです。

 

 

 

 

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耳をそばだてる「スカウト」

replica

「スカウト」は耳をそばだてて調査しています・・・

外来語が一瞬にしてイタリア語になる!という楽しさで、 いろんなネタを集めてきました。 そんな中でもときどき「特ダネ」があります。それが今回のテーマ「スカウト」です。

「スカウト」と聞いて、まず思い浮かべるのは野球で、 有望な高校生や大学生を「スカウトする」ことではないでしょうか? 去年は「ハンカチ王子」の斎藤選手をはじめ、 プロ野球のスカウトの争奪戦になりましたね。

この scout が意外や意外、イタリア語のある 重要単語と関係があることがわかりました。

ここで突然ですが、クイズです。

スカウトは scout と英語でつづるのですが、 この scout の「 u 」を「 l 」にしてみて下さい。

scolt となりましたね。つまり「スコルト」です。 これがあるイタリア語の基本単語に似ています。 おわかりになるでしょうか?

答えはなんと 、

ascolto  (アスコルト=聴く・聞くこと)

なのです。 動詞では  ascoltare  (アスコルターレ)です。

例文としては、

Ascolo la radio.  (アスコルト ラ ラーディオ)で、

「私はラジオを聴いています。」となります。 とてもカンタンですよね。

ascolto という単語を丸暗記でなく、 「スカウト」から学べるとは驚きです。ところで、なぜ「スカウト」と ascolto の2つが関係のある単語なのでしょうか?

その秘密は「耳をそばだてながら調査」しているスカウトたちの行動を考えるとわかってきます!

 

 

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キャンプとキャンパス

似ているキャンプとキャンパス

野外キャンプなどの「キャンプ」と、大学などの「キャンパス」は、どちらも大変なじみのあるカタカナ外来語となっています。

「キャンプ」なぞは外来語とも思わないで使っているかもしれませんね。

さて、この「キャンプ」と「キャンパス」は、日本人が混同して使うことはまったくありませんが、英語にすると camp と campus というように、とても似ている言葉だと思いませんか?

 

もとはラテン語の campus

この2つの単語は、実はラテン語の campus (カンプス)がもとになっています。

「広場、平地」という意味です。

それが変化して、 現代のイタリア語では campo (カンポ)となっています。

この campus、イタリア語の campo は、兵隊たちが平原のような平らな土地で戦争や訓練を行ったので、「戦場、練兵場」という意味もあります。軍隊の「野営地」の「キャンプ」から、日本語の「キャンプ」のような野外活動の意味になりました。

一方、大学の「キャンパス」は、野営地のキャンプ跡地に大学が建てられたからという説があります。

言葉の由来とは本当におもしろいものだと思います。キャンプやキャンパスが、こんな共通した語源をもっていたとは驚きです。

 

イタリア語のcampo

イタリア語の campo は「畑、グランド、戦地、平原」といった意味があるので、

campo di calcio

といえば、どうでしょう?

calcio がサッカーですから「サッカー競技場」となります。

 

最後にクイズです。campus を語源として、驚くべき単語がつながってきます。それは何でしょう? オリンピックの優勝者は「チャン○○○」といいますよね。

(イタリア語では campione (カンピオーネ)といいます。)

 

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アマチュアとティアーモ

アマチュア、アマ

「あのプレーはアマチュアだな~」

とスポーツでは野次をとばしたりするものですが、日本語には「プロ」に対する言葉として、「アマ、アマチュア」があります。アマチュアは英語で綴ると amateur となりますが、「ヘタ、しろうと、二流」という意味で使われることが多いようですね

ところが、アマチュアという言葉をよーく考えてみると、ちょっとニュアンスが変ってきます。「アマチュア」という言葉を理解するカギは、なんとイタリア語なのです!

 

あの有名なフレーズ「ティアーモ!」

イタリア語でもっとも有名なフレーズのひとつに、

Ti amo. (ティ アーモ)

があります。これは、英語のI love you.にあたり、これはTi (君を)、amo (私は愛する)ということで、amo は、amare (アマーレ=愛する)という動詞を活用させたものなのです。

今回のテーマの「アマチュア」の amateur は、この amare がもとになっているわけです。ですから「アマチュア」は「愛する人」つまり「愛好家」ということが、「アマチュア」の正しい意味だったわけですね。

ちなみにアマチュアをイタリア語では amatore といいます。

動詞の amare は、例を見てみると、madre が「母親」ですから、

Ama la madre.

といえば、どうでしょう?

 

「彼(彼女)は母親を愛しています。」となります。「アマチュア」から学ぶとカンタンですよね。

 

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巨人 vs 阪神


vs.jpg

スポーツでライバル同士の対決を表現するとき、「巨人vs阪神」というように「 vs 」を使うことがよくあります。

さらりと使われているので、外来語のように意識することがありませんね。

しかしこの「 vs 」という単語は、侮れませんでした。 今回は「 vs 」にスポットをあててみましょう。

まず「 vs 」は versus (ヴァーサス)という英語の略なのですが、 語源をたどってみると…

versus (ヴェルスス)というラテン語に行きあたり、「~の方向へ」という意味で使われていました。

そして…

イタリア語には同じ語源で verso (ヴェルソ)という前置詞があるのです。

例えば、

Si incammina verso casa. 

で「家に向かって歩く」という意味になります。 「~に向かって、~の方に」という意味の他には「~に対する、(場所で)近く、あたり」などがあります。

この「 vs 」は、「~に向かって」という意味に近く、私たちがイタリア語を潜在的に知っているいい例かも知れませんね。

 

 vocabolario

  • verso (前置詞)

 「~に向かって、~の方に、~に対する、(場所で)近く、あたり

 

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東京ヴェルディと野菜

東京ヴェルディと野菜
verdura.jpg

サッカーチームの東京ヴェルディのverdyとは?

サッカーJリーグのチームのひとつに『東京ヴェルディ』があります。

こちらのチーム名の由来なんですが、ポルトガル語の verde (ヴェルデ=緑)から名づけられています。 そういえば、ユニフォームも緑ですね。

そしてイタリア語も「緑」は、verde (ヴェルデ)といいます。 東京ヴェルディとユニフォームカラーを想像すると、とても覚えやすいです。

 

ヴェルディの緑と野菜

また、イタリア語で「野菜」のことを

verdura (ヴェルドゥーラ)

というのですが、 この単語も、色の verde からきています。 野菜は緑だけでなくトマトの赤など、ナスの紫などなど、色々なカラーがありますが、総称として verdura なのです。

minestrone di verdura

であれば「野菜のミネストローネ(スープ)」となります。

 

 vocabolario

  • verde 「緑、緑の」
  • verdura (女性名詞) 「野菜」

 

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ソマリアの海賊

111030_1453~02.jpg ソマリアの海賊

 
pirata.jpg

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
♪ STEP 1 ♪(お時間のない方はここだけ)
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以前、アフリカ・ソマリア沖の海賊がニュースになりました。

イタリア語で「海賊」は、pirata (ピラータ)といいます。このpirataは、なじみがないかというと、そうでもありません。

ハリウッド映画の「パイレーツオブカリビアン」の pirates や、野球選手であった桑田投手が引退を迎えた、大リーグチーム、ピッツバーグ・パイレーツの pirates はご存じでしょう。

英語のpirates(パイレーツ)を考えると、「海賊」を表すイタリア語の pirata (ピラータ)にも、ぐっとなじみが出てきます。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
♪ STEP 2 ♪ (さらにステップアップされたい方は)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ちなみに「海賊船」のことは、nave pirata (ナーヴェ ピラータ)といいます。nave(ナーヴェ、=船)は「操縦、航海」のナビゲーション(navigation)と同じ語源です。海賊を学んだので、「山賊」もみてみましょう。「山賊」はイタリア語で bandito (バンディート)です。

banditoは、「山賊」のほかに、「盗賊、ギャング」といった意味もあります。

 

logo_small.jpg vocabolario

  • nave  【船】
  • pirata  【海賊】
  • bandito 【山賊、盗賊、ギャング】

興味のある時事ニュースは、語彙力のアップにつながります。

丸暗記せず、エッセイを読みながら、イタリア語学習ができるのが、私の教材です!
http://itacica.com/lettera.html

━━━━━━━
♪ 編集後記 ♪
━━━━━━━

今回は、海賊と山賊という物騒なテーマでした。

今、ニュースになっている「海賊」という言葉を耳にしたとき、映画や小説の中だけではない、
と思われた方も多かったと思います。

以前、東南アジアのラオスを旅行していたら、「この国道は山賊が出る」とガイドブックに書いてあり、びっくりしました。

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セリエAと日本シリーズ

111030_1453~02.jpg セリエAと日本シリーズ
 

 

serieA.jpg

セリエAは「シリーズ」

サッカー女子の日本代表、通称「なでしこジャパン」がW杯で劇的な優勝を遂げたことは記憶に新しいと思いますが、男子も女子もサッカーは日本のレベルがどんどん上がってきているので楽しみですね。

イタリアではサッカーのJリーグに当たるものを「セリエA」と呼ぶのをご存じだと思います。スペインやイングランドと並んで世界最高レベルと言われています。

 

この「セリエ」とはイタリア語で綴ると serie で、最後にsをつけるとわかるように、英語の series 、つまりプロ野球の「日本シリーズ」のような「シリーズ」のことなんですね。

これは意外と気づかないことです。

 

セリエ serie の使い方

この serie は、シリーズのように連続しているものや、スポーツのリーグのようにひとまとめになっているものを指すので、日常的に使われる便利な単語です。

 

例えば、

una serie di francobolli

だったら「切手が1セット、1シリーズ」ということになります。

ちなみにイタリアサッカーには serie A だけでなく、serie B も serie C1、C2もあります。さすがサッカーの国ですね。

 

logo_small.jpg vocabolari

  • seria (女性名詞) 「シリーズ、セット」

una serie di francobolli  「切手が1セット、1シリーズ」

 

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ガンバ大阪とある古楽器の話

111030_1453~02.jpg ガンバ大阪とある古楽器の話

gamba.jpg

ガンバ大阪の由来は「ガンバレ」とイタリア語

 
サッカーJリーグの人気チームに「ガンバ大阪」がありますね。

このチーム名のガンバは、イタリア語のgamba(ガンバ)と日本語の「がんばれ」が掛けあわされてできました。

gamba はイタリア語で「足」という意味。なるほど~、ですよね。

in gamba(イン ガンバ)だと「丈夫な、有能な、優秀な」という意味になります。

この話題は以前にも触れましたので、今日は、これにもう一つ、ガンバにまつわる楽器の話をご紹介します。

ヴィオラ・ダ・ガンバという古楽器

「ヴィオラ・ダ・ガンバ」という、ヨーロッパの古楽器をご存じでしょうか?このヴィオラ・ダ・ガンバはイタリア語で、 viola da gamba  と書きます。この gamba も、さきほどの「足」ですね。

なぜ楽器に足( gamba )が登場するかというと、ヴィオラ・ダ・ガンバは、ヴァイオリンやチェロのような形をしていて、足に挟んで弓で弾く楽器だからなのです。16~18世紀のヨーロッパで広く使われていたようです。

「脚」で挟む楽器に対して、ヴァイオリンのように「腕」で支えるのは、viola da braccio (ヴィオラ・ダ・ブラッチョ)と呼ばれています。braccio (ブラッチョ)は「腕」という意味です。

ガンバ大阪が話題にのぼったら、思い出してみてくださいね。

 
 
logo_small.jpg vocabolario
  • gamba (女性名詞) 「足、脚」
  • braccio (男性名詞) 「腕」
 
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ガーラ湯沢とガラコンサート

111030_1453~02.jpg ガーラ湯沢とガラコンサート

gala.jpg

クラシック音楽などのイベントや何かの記念のコンサートで、「ガラ・コンサート」というのを聞いたことがありませんか。

スターの競演のときも「ガラ」という言葉を使ったりします。

 

また、只今スキーシーズンの真っ最中ですが、スキーといえば新潟に「ガーラ湯沢」という人気のスキー場があります。

⇒ ガーラ湯沢

この「ガラ」と「ガーラ」という言葉は、とても覚えやすいのですが、どういう意味なのでしょうか?

 

実は「ガラコンサート」や「ガーラ湯沢」の「ガラ、ガーラ」はまったく同じものなのです。

英語の「饗宴、豪華」などの意でgalaがありますが、英語では「ゲイラ」や「ギャーラ」と発音するようで、「ガラ」や「ガーラ」とは印象が違いますね。

 

もともと gala はイタリア語であり、発音も「ガーラ」なので、イタリア語が一番近いかもしれません。

 

イタリア語で gala  (ガーラ)とは、「大宴会、大饗宴、豪華」という華やかな宴を指します。例えば、

una serata di gala (ウーナ セラータ ディ ガーラ)「饗宴の晩」

abito di gala (アービト ディ ガーラ) 「晴れ着、正装着」

といった意味になります。

 

あの「ガラコンサート」や「ガーラ湯沢」が、こんなイタリア語とつながっているとはおもしろいですね。

 

logo_small.jpg vocabolario

  • gala 
    「大宴会、大饗宴、豪華」
  • una serata di gala 「饗宴の晩」

  • abito di gala 「晴れ着、正装着」

 

 

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「ガンバレ」とフォルテ

111030_1453~02.jpg ガンバレとフォルテ

stadio.jpg

「ガンバレ!」の外国語

先日、テニスの国際大会を見に行きました。テニスはいろんな国の選手が集まるので、観客にその国の人がいれば、応援も変わってきます。

日本語だと、「ファイト!」とか、「ガンバレ!」ですが、フランス語だと Allez! (アレー!=行け!)、スペイン語だと、Vamos! (ヴァーモス=行こうぜ!)、英語だと Come on ! (カモーン!)といったところでしょう。

イタリア語だと、「ガンバレ、ファイト」にあたるのは、

Forza! (フォルツァ!) 

です。それでは、このフォルツァとは何でしょうか?

Forzaと関わるのは音楽のフォルテ

このメルマガでよくお伝えしているように、英語の単語で考えてみるとわかるかもしれません。forza は、英語の force にあたります。

この「フォース」といえば、映画の「スターウォーズ」に出てくる超能力・エネルギーのことを The Force と呼んでいたかと思います。

つまり、「力、体力、強さ」のことです。

ちなみに、音楽で、強くするところを f (フォルテ)、弱くするところを p (ピアノ)と書きますが、この forte (フォルテ)も forza の形容詞で、「強い」ということです。

logo_small.jpg vocabolario
  • forza (女性名詞) 「強さ、体力、力、「ファイト!」」
  • forte (形容詞) 「強い」
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サッカーのインテル

inter_2.jpg

インテルの正式名は?

イタリアのサッカーセリエAで、もっとも人気のあるチームのひとつは「インテル」でしょう。昨年から日本代表の長友選手が在籍していることで、日本での知名度もグンとアップしてきました。

この「インテル」ですが、正式には、

「インテルナツィオナーレ・ミラーノ Internazionale Milano 」
といいます。

inter が冒頭につく単語は結構あり、この internazionale の場合は、inter + nazione (国)という構成になっています。

 

知られていない inter の意味
 
では、この inter とは一体どういう意味をもっているのでしょうか?これは案外知られていないことなのですが、「間(あいだ)」という意味なのです。

この inter の意味を知っていると、イタリア語の inter ではじまる単語の語感がしっくりとつかめてくるようになります。
例えば、interlinea (インテルリーネア)であれば、 linea が「ライン」、つまり「行」ですから「行間」となります。 intervenire、interprete も同じように学べます。
 

vocabolari
  • internazionale (形容詞) 「国際の、国家間の」
  • interlinea (名詞) 「行間」

 

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アンチ巨人

baseball.jpg

アンチ巨人の「アンチ」とは

プロ野球で、読売巨人軍を嫌いだ、というとき、「アンチ巨人」といいますね。これはジャイアンツの黄金時代であった昭和40年代頃からある言葉だそうです。

私の父親も「アンチ巨人だ」と言っていますが、巨人の選手のことは詳しいし、巨人の試合結果ばかり気にしているので、本当は巨人のファンなのかもしれないと思っています。

それはさておき、この「アンチ」とはなんでしょうか?

日本語でいうなら「反~」ということですから、実はこの言葉、起源はギリシア語にまでさかのぼり、イタリア語の辞書を見ただけでも、この「アンチ」がつく単語がたくさん出てきます。

anticomunismo 「反共産主義の」

antifascismo 「反ファシズム」

となるわけです。政治や思想に関しての単語が多いようです。

ただ気をつけなくてはいけないのは、この「 anti 」は、「反~」の他に、もうひとつの意味で使われることも多いのです。それはなんでしょうか?

ヒントは「 anti 」のつく言葉、

アンティパスト、アンティシペーションなどを

考えてみるとよいでしょう。

 

ひとりごと

久しぶりに、イタリアの推理小説を読んでいます。早く続きを読みたくなってしまいます。わからない単語は飛ばして読んでいますが、早速、今回の anti に類する anticamera という単語が登場して嬉しくなりました。

 

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バッテリーとバッテリー


mailma_battere.jpg今年の野球のペナントレースは
大いに盛り上がっていますね。

野球では、ピッチャーとキャッチャーをあわせて、「バッテリー」といいます。一方、電池のことも「バッテリー」といいます。

何か関係があるのでしょうか?ここは、語源を辿ってみることにしましょう。

このbatteryの語源は、ラテン語のbattuereで、「打つ」という意味です。

イタリア語の動詞にも同じ意味で、battere(バッテレ)があります。「打つ」ことから「打って何かを発するもの」つまり野球のボールや電気を発するもの、ということで、「バッテリー」となったのですね。

イタリア語の動詞battereは、「打つ、たたく」という意味で日常的に使います。

例.Battono alla porta.
(とびらをたたく)

スポーツでは「(相手を)たたきのめす」としても使います。

Derby all’Inter, battuto il Milan 2-0

とあったら、「ダービーでインテルはミランを2対0で打ち負かした」となります。今日は、「バッテリー」からbattereという動詞を学びました。

ちなみに「戦い」の「バトル(battle)」や、野球の「バット(bat)」も同じ語源です。

 

 

 

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テラコッタ、テラス、テリトリー

terracotta.jpg

「インギルテッラ」という国

W杯サッカー(2010年)は、ベスト8を目前に、日本代表惜しかったですね。

でもチームとして、とてもまとまっており、「チームワーク」ということの大切さを再認識させてくれました。

一回戦敗退で惜しまれる国が、もうひとつ。Inghilterra (インギルテッラ)です。これは、イタリア語表記なのですが、おわかりでしょうか?

国名のイタリア語には、外来語や、英語とは似ても似つかないものがありますが、これもその一つ。

正解は「イギリス」です。

英語では England(イングランド)で、angle (アングロサクソンのアングル)の land (国)というわけです。

 

terra は「土、土地」

イタリア語の Inghilterra をみてみると、inghil  が「アングル」にあたり、terra は、タイルで知られるテラコッタ( terra cotta )と同じ「土、土地( land )」のことを指します。

この terra は、「領土」のテリトリー(territory)や、テラス(terrace)などと同じ語源です。

Inghilterra の「ghi」は「ギ」と読み、spaghetti の「ghe」は「ゲ」と読むことから、イタリア語の「ghi, ghe」は「ギ、ゲ」と読むことも学べます。

 

ひとりごと

7月になりました。ということは2010年も後半戦です。

といっても、日付や、平日・休日、時間、締め切り…こういうものにあんまり縛られないで、生活したいなと思ってます。季節の移り変わりぐらいに合わせてゆったり生きられないものでしょうか。

時計の針で、秒針も分針もなくしたら、ゆっくりしていて、オモシロいでしょうね。

 

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コートジボワールと、アイボリー

昨日、W杯サッカー日本対デンマーク戦は、凄かったですね。興奮冷めやらぬ一日です。

ただ、イタリア代表(azzurri)は敗退してしまったので、ちょっと残念です。

W杯は、32カ国の代表チームが集っていますが、それぞれの国のイタリア語はなんというでしょうか。

オモシロい例をひとつあげましょう。

「コートジボワール共和国」ですが、これはフランス語で、Cote d’Ivoire とつづります。

cote は「海岸」、ivoire は「象牙(ぞうげ)」なので、コートジボワールは「象牙海岸」という国名です。かつて、ヨーロッパ諸国との貿易で、奴隷や象牙の売買を行なっていた歴史があるところなんですね。

この ivoire こそは、英語でいう ivory つまり、色の「アイボリー、象牙色」のことなのです。

イタリア語では、フランス語をそのまま変換し、

Costa d’Avorio(コスタ ダヴォーリオ)

といいます。

avorio がイタリア語の「象牙、アイボリー」です。

ちなみに昨日、日本が快勝したデンマークは、

イタリア語でDanimarca (ダニマルカ)といいます。

イタリア語だと、国の言い方はずいぶんと変わるんですね。

 

ひとりごと

今日はサッカーニュース一色ですが、実は、今行なわれているテニスのウィンブルドンでとんでもない試合がありました。

男子シングルスのある試合が、最長記録の11時間もかかったとのことです。これはテニスをやる身としてはちょっと考えられませんね。

日没順延を2日続け、3日目に決着、最終セットが70-68だったそうです。サッカー選手だけでなく、とにかくスポーツ選手は凄い精神力をもっているな、カッコいいな、と思いました。見習いたいです。

 

 

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イタリア代表と「青の洞窟」

111030_1453~02.jpg イタリア代表と「青の洞窟」

grotta_azzurra.jpg

いよいよサッカーのワールドカップが近づいてきました。今年も優勝候補のひとつであるイタリア代表は、通称「アッズーリ」と呼ばれています。

それはなぜかというと、ユニフォームを思い出してください。青色をしていますね。

ということで、イタリア語で「青」は azzurro それが複数となって azzurri (アッズーリ)となります。

また、イタリア南部・カプリ島の観光名所のひとつに、「青の洞窟」があります。

洞窟の中の海の色が光の反射によって、感動的に美しい青色になっているスポットです。

http://www.capri.it/it/grotta-azzurra

(↑カプリ島の観光サイト、こちらにキレイな写真もあります。)

こちらも「青」で、「洞窟」は grotta ですから、Grotta Azzurra (グロッタ・アッズッラ)といいます。

 

ちなみに南フランスの観光地に、コートダジュールがありますが、この「ダジュール(d’Azur)」の azur はフランス語の「青」で、azzurro とよく似ていますね。

ひとりごと

私はテレビのない生活をしているのですが、余計な情報も入ってこないので、とてもスッキリと毎日が過ごせています。オススメです。ときどき海外旅行から帰国したような気分になるときもあります。

でも、さすがにワールドカップは観たいので、友達の家に行こうか、バーに観に行こうか、を考えております。

テレビの普及していなかった時代はみんなこんな感じだったのだろうな、と思いました。

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