12.パガニーニ

12.パガニーニこれまで作曲家を中心にご紹介してきましたが、今日は作曲家兼ヴァイオリニストの「鬼才」といえるニコロ・パガニーニ( Niccolò Paganini 1782- 1840年)です。

ジェノヴァ( Genova )で生まれ育ったパガニーニは若くしてヴァイオリンの卓越した技術を身につけ、そのテクニックはこれまでの演奏では考えられなかったほど革新的なものでした。あまりのテクニックに「悪魔に魂を売ったその代りに、ヴァイオリンのテクニックを手に入れた」という噂まであったほどです。また、悪魔に魂を売った男なので死後、埋葬を拒否され続けたとのことです。

また、パガニーニの演奏技術は人に伝えず、弟子は一人しかいませんし、自作の楽譜は出版せずほとんどは隠しておいたようです。ですからパガニーニ作曲の作品はほとんど彼の死後、発見されたものか、後世の人が書き起こしたものだといわれています。彼にはその破天荒な人生から伝説が非常に多く、同時代の作曲家にも影響を与えました。

彼が使用したヴァイオリンは1742年にグァリネリ・デル・ジェス( Guarneri del Gesu’ )という人の製作したもので、「カノン」( Il Cannone )と呼ばれています。パガニーニはこの楽器を他人が演奏することを望んでいませんでしたが、現在はいろんな演奏家によって演奏されています。

パガニーニの「胸騒ぎ」( I Palpiti )をご紹介します!

演奏はイタリアのFranco Gulliです。