24.イタリア語の動詞(3)―切り札のジョーカー
このカード、よく使う動詞とつながっているのです…。
イタリア語の動詞(3)
【 切り札のジョーカー 】
dormo, dormi, dorme や、
lavoro,lavori,lavora で、
「主語を省略しても主語がわかる」とご説明しました。
それで、省略された主語は何?
と思われたのではないでしょうか?
主語を入れると、io dormo, tu dormi, lui dorme または lei dorme
となります。
ioが「私」、tuが「君」、luiが「彼」、leiが「彼女」となります。
主語を強調する必要があったり、
彼が Roberto であると言いたかったりすれば、
主語を省略しては誰だかわからないので、
こういうときはもちろん省略はしません。
ただ、主語のない形にはじめからなじんでおくと、
あとあと上達しやすいのです。
さて、トランプの「ジョーカー」は joker と綴りますが、
このレッスンの4日目で学んだとおり、
japan が giappone のように、イタリア語は J が G になることがよくあります。
joker や「冗談、ジョーク」の joke と同じ語源の
イタリア語の動詞は giocare で、「遊ぶ」です。
それでは、giocare という動詞の活用を「主語を意識して」発音してみましょう。
giocare
gioco, giochi, gioca
giochi が gioci とならないのは、gioci ですと「チ」となってしまうからです。chi の読み方はいいですね。
「私たち」「君たち」などの複数形は、またの機会に。
< esercizio(練習) >
- 動詞 giocare のあとに「a+calcio(サッカー)」で「サッカーをする( giocare a calcio )」となります。では、「私はゴルフ(golf)をします。」と言ってみましょう。
「 + 」 マークを押すと、正解が見られますが、まずはご自分でトライしてみましょう。
そのあとに音声を聴いて確認しましょう。 - 正解は Gioco a golf.
※ Gioco a tennis. だと「私はテニスをします」となります。