25.イタリア語の動詞(4)―アンダンテは「移動する」スピード
音楽のアンダンテ、から大事な動詞を学びます
イタリア語の動詞(4)
【 アンダンテは「移動する」スピード 】
dormire, lavorare, giocare という動詞を通して、
「 o 」「 i 」「 a または e 」の活用にも慣れてきたのではないでしょうか?
今回も、大切な動詞をひとつ取りあげます。
音楽用語の「アンダンテ andante 」を耳にしたことがあると思います。
これは遅くも速くもなく、ちょうど歩いて「移動」するようなほどよいテンポのことを指します。
この andante のもとになっているのが、
andare (アンダーレ)「行く」という動詞なのです。
ちょうど英語の go にあたる動詞です。
活用は、ちょっと変わった不規則なもので、
vado(私), vai(君), va(彼・彼女) となりますが、
語尾の音は、lavorare のときと変わりませんね。
さて、今回はちょっと進んで、主語が複数のときをみてみましょう。
つまり「私たち、あなたたち、彼ら・彼女ら」です。
これはそれぞれ、
andiamo(私たち)
andate(あなたたち)
vanno(彼ら・彼女ら)
と変化します。
つまり、イタリア語の動詞は、主語が単数・複数あわせて「6つ」の活用があります。
今回は、6つあるんだな、と知っていただくだけで構いません。
それでは、andare という動詞の活用(単数のみ)を発音してみましょう。
andare
vado, vai, va
語尾の音が変わることに気をつけましょう。
< esercizio(練習) >
- 動詞 andare +in(前置詞)+国名で、「~へ行く」となります。例えば、「君は日本に行く」なら、Vai in Giappone. となります。それでは、「私はイタリアに行く」、と言ってみましょう。
「 + 」 マークを押すと、正解が見られますが、まずはご自分でトライしてみましょう。
そのあとに音声を聴いて確認しましょう。 - 正解は Vado in Italia.
※ Vai in Italia? とすれば、「君はイタリアに行くの?」という質問になります。