26.イタリア語の動詞(5)―イタリア語のフレーズをつくるには
動詞が「中心」です
イタリア語の動詞(5)
【 イタリア語のフレーズをつくるには 】
この31回のレッスンもいよいよ終盤に入り、
動詞が、主語によって活用(=変化)することを学んできました。
lavorare が、lavoro, lavori, lavora となるように。
では、動詞の活用を知ればイタリア語のカンタンなフレーズが作れる、
ということを今回はお伝えしましょう。
フレーズ、つまり一つの文章とは、
活用した動詞と、
これまでに学んだ名詞や形容詞とを
「組み合わせる」だけ、なのです。
このようにとてもシンプルに考えることが大切です。
中学生の頃に、英語で習ったS、V、O、Cを覚えていますか?
Sは主語、Vは動詞、
Oは「~を」の目的語、
Cは「(主語が)~である」の補語
でしたね。
これらを「組み合わせる」こと、つまり、
S+V
S+V+C
S+V+O
のように組み合わせれば
立派なフレーズが作れるわけです。
また、英語の
I sleep.(S+V)が、
イタリア語では、主語が省略されれば、
Dormo.(V) となりますね。
dormire(眠る)や lavorare(働く)は、S+Vの文型に使える動詞です。
さらに「私は」などのS(主語)を省略した場合は・・・、
「V」だけ、という一番シンプルな文型となっているわけです。
英語よりもシンプルですが、
これでも立派なイタリア語のフレーズなのです。
ですから動詞の活用をさせれば、
イタリア語のカンタンなフレーズ(文)がもう作れるんだな、
そう感じていただければ、大きなステップとなります。
次回からは、ほかの動詞を学びながら、
S+V+C (~は~である)、
S+V+O (~は~を~する)
という2つの文型を、学んでいきましょう。
S+Vと合わせた、この3つの文型だけで、
かなりの表現ができるようになります。
< esercizio(練習) >
本日は、練習はありません。
「動詞を中心に、組み合わせる」というイメージだけ、つかんでみて下さい。