27.イタリア語の動詞(6)―エッセンス
エッセンスとは「本質」
イタリア語の動詞(6)
【 エッセンス 】
前回、カンタンなイタリア語のフレーズを作るには、
S+V、
S+V+C、
S+V+O の3文型、
つまり動詞と、名詞や形容詞などの「組み合わせ」を行えばいい、
という話をしました。
今回は、この文型の中から「S+V+C」を学びましょう。
英語の「S+V+C」の典型は、
I am japanese.
ですね。
「バニラエッセンス」などの essence (エッセンス)は、
モノの本質や存在をあらわしています。
イタリア語の essere という動詞も、同じ語源です。
「~である」という存在、
つまり英語でいうbe動詞なのです。
活用は、主語によって変わりますから、単数の場合、
sono(私は),
sei(君は),
è(彼、彼女は)
となります。
これをS+V+C(=主語+動詞+補語)の文型にあてはめると、
例えば、
Yuto è giapponese.(ユウトは日本人です。)
となります。
「彼は」などの人称代名詞であるS(主語)を省略した場合には・・・、
「V+C」という一番シンプルな文型となります。
È giapponese. (彼(彼女)は日本人です。)
これでも立派なイタリア語のフレーズです。
それでは essere 動詞の活用を「主語を意識して」発音してみましょう。
essere
sono, sei, è
eの上に「、」がついているのは、アクセント記号です。ちょっと強めに発音します。
※ 主語が複数の場合は、siamo, siete, sonoとなります。
< esercizio(練習) >
- それでは「私は日本人です」と言ってみましょう。そのあとで音声をよく聴いて発音してみましょう。「 + 」 マークを押すと、正解が見られますが、まずはご自分でトライしてみましょう。
そのあとに音声を聴いて確認しましょう。 - 正解は Sono giapponese.
※ giapponese の複数は覚えていますか? 「私たちは日本人です。」は Siamo giapponesi. となります。