29.イタリア語の動詞(8)―フルーツパーラー
「おしゃべりな」女性に人気のフルーツパーラーです
イタリア語の動詞(8)
【 フルーツパーラー 】
主語+動詞+目的語の「S+V+O」の文型を
今回も、ひとつ学びます。
主語が決まれば「動詞の活用」と名詞を組み合わせて、
カンタンなフレーズがすぐできます。
その感覚をつかんでいきましょう。
おいしいフルーツやパフェが食べられる
喫茶店の「フルーツパーラー」をご存知かと思います。
では、この「パーラー」とは、何でしょう?
古いフランス語の parloir に由来し、
「 parler 話す+ oir 場所」という成り立ち(語源)があったそうです。
英語では、parlor と書き、意味は「応接間、談話室」です。
つまり、「しゃべる場所、話しあう場所」なのです。
この「パーラー」を知っていると、
イタリア語の動詞 parlare(話す)がぐっと身近になるでしょう。
活用は、parlo, parli, parla となり、語尾は「 o, i, a 」ですね。
これを「S+V+O」の文型にあてはめて、
「マリアは日本語(giapponese)を話します」だとどうなるでしょう?
Maria parla giapponese.
となります。カンタンですね。
それでは、parlare 動詞の活用(単数のみ)を発音してみましょう。
parlare
parlo, parli, parla
また、主語が複数のときは parliamo, parlate, parlano と活用します。
< esercizio(練習) >
- それではparlare動詞を使って「私はイタリア語を話します。」と言ってみましょう。
「 + 」 マークを押すと、正解が見られますが、まずはご自分でトライしてみましょう。
そのあとに音声を聴いて確認しましょう。 - 正解は Parlo italiano.
※ 先ほどの giapponese や italiano に定冠詞はつかないのでしょうか。いいご質問です。「(言語)を話します」という場合、定冠詞はつけてもつけなくても構いません。
※ ちなみに giapponese(日本語)に定冠詞をつけると il giapponese となります。男性形の定冠詞でも italiano(イタリア語)のように母音ではじまっているものは、l’italianoとなります。