5.イタリア語の読み方(5)―spaghettiは H がポイント
スパゲッティが登場です
イタリア語の読み方(5)
【 spaghetti は H がポイント 】
一昔前、日本でイタリア料理といえば「スパゲッティ」で、パスタのことをすべてスパゲッティと呼んでいました。
「パスタ」という言われ方をするようになったのは、ほんの最近のことのような気がします。
この「スパゲッティ」は spaghetti とつづり、簡単に読めましたね。
ところがこの「ゲ」は「ghe」と書いていることにお気づきでしたか?
イタリア語は、すでに学んだように、
geは「ジェ」、giは「ジ」と読み、
「ゲ」は ghe、「ギ」は ghiというように、「H」が間に入るのです。
同じように、
ceは「チェ」、ciは「チ」と読み、
「ケ」は che、「キ」は chi と書くのです。
こちらにも、「H」が入ります。
これは、spaghetti を思い出し、音声と文字を見ながら練習すればすぐに慣れます。
それでは、発音練習をしてみましょう。
spaghetti
日本語となった「すぱげってぃ」と、ホンモノのイタリア語の違いを耳で確かめて下さい。
抑揚を感じながら発音してみましょう。
ちなみにイタリア語では、kimono、karateといった外来語以外は、Kをほとんど使いません。
< esericizio(練習)>
ghi、che、chiの読み方に気をつけて、下の単語を読んでみましょう。
そのあとで、音声をよく聴いて、アクセントもそっくりマネて発音しましょう。
ghiaccio
scherzo
Michelangelo
Pinocchio
※ ghiaccio は「氷」です。ここにもciが登場しています。
※ scherzo は「ふざけ、冗談」で、「スケルツォ」という音楽の曲の様式のひとつにもなっています。
※ Michelangelo は、ご存知、画家のミケランジェロですね。geの読み方の復習にもなります。
※ Pinocchio は、イタリアの有名な童話「ピノキオ」です。こんな風に発音するんですね。