クアンタムとニュートリノ

物理学? ご心配なく!

何やら今回は難しそうなタイトルです。
ちょっと物理の用語を取り上げましたが、ご心配なく。

クアンタムとニュートリノという言葉、これは物理学の用語で、
私はまったくといっていいほどわからないのですが、
ときどき記事で目にすることがあって気になっていた言葉です。

クアンタムは quantum mechanics で「量子力学」といわれ、
原子や電子などの動き(?)、現象を説明するための物理の理論だそうです。

一方、ニュートリノは neutrino で、「中性レプトン、中性微子」といわれ、
素粒子のひとつだそうです。

(説明があっているかどうかもよくわかりませんが…)

いずれにせよ、2つとも物理理論に関わる言葉で、
難しそうですが、研究記事などに目にしたことがあるかと思います。

 

イタリア語のquanto, neutro

では、イタリア語とどう関わってくるかというと…、

まず「クアンタム」の quantum は「量子」というように、
「量」に関係してそうですね。

ということは、
イタリア語の「どのくらいの(量の)」の quanto (クアント)と同じ語源で、

Quanto costa? 「いくら?」の quanto としてとてもよく使います。

また、ニュートリノは、Torinoというイタリアの都市と関係があるかと
誤解している人もいるようですが…、

「中性」ですから、ニュートラル、
つまりイタリア語ですと

neutro 「中性の」
という形容詞につながってきます。
今回はちょっとアカデミックな単語ですが、こんなところにも
イタリア語とのつながりがみえてきます。

 

8月とローマ皇帝

8月とローマ皇帝アウグストゥス

8月がスタートしていますが、毎日本当に暑い日が続きます。でも9月になって涼しくなると、途端にこのうだるような暑さが懐かしくなったりするのが不思議です。

さて、この8月は英語では august 、イタリア語では agosto (アゴースト)というのですが、じつはローマ皇帝のアウグストゥス( Augustus 紀元前63年生まれ、14年死去)にちなんでいます。

シーザー(カエサル)の後継者であったアウグストゥスは皇帝に即位したのち、これまでの暦の8月の名称を、自分の名前に変えたそうです。

 

アウグストゥスからはじまったPax Romana

彼が皇帝として即位してから約200年間は、ローマ帝国は安定の時代を迎え、パクスロマーナ( Pax Romana )「ローマの平和」と呼ばれています。

なにげなく使っている暦が、古代ローマの皇帝の名前だったとはおもしろいですね。

ちなみにイタリアの切手にもなっているので、ご紹介しておきます。この切手にはaugustus imperatorと書いてありますが、このimperatorは、エンペラー(皇帝)のことです。

 

agostoというイタリア語の8月にも親しんだところで、イタリア語の暦のおさらいをしておきましょう。

gennaio(1月)
febbraio(2月)
marzo(3月)
aprile(4月)
maggio(5月)
giugno(6月)
luglio(7月)
agosto(8月)
settembre(9月)
ottobre(10月)
novembre(11月)
dicembre(12月)

 

キャプチャーとキャパシティ


毎回のテーマは、決まって日本語となった外来語からイタリア語が学べる、という内容です。

essere(be動詞)、parlare(話す)、fare(する)などの基本動詞もほとんどすべて私たちの知っている外来語と関わりがあります。

だからゼロから暗記する必要がないんですね。

さて、今回もそんなテーマの一つです。

パソコンで画像を切り抜いたりするとき「キャプチャーする」と言います。 (若い人の略語で「キャプる」という言葉もあるようですが)

また、能力やスタジアムの収容人数などを「キャパシティ」ということがあります。

英語ではcapture、capacityと綴ります。語源をたどるとcapには、 何かを「取る、捕まえる」という意味があります。

captureが「捉える」、 capacityが「とらえる力、取り入れる力 ⇒ 能力、収容能力」 となることがわかると思います。

このニュアンスがわかっているとイタリア語のアノ動詞につながってきませんか…?

capではじまる基本動詞といえば…?
そうですね。

capire という動詞は、capではじまり、 「取る、捕まえる」というニュアンスから 「わかる、理解する」につながることがおわかりになるでしょう。

Capisci l’italiano?(イタリア語わかる?)

などと使います。

キャプチャーやキャパシティもイタリア語を理解するカギになっていたのですね。

 

マイレージと1000歩

夏休みに入り、旅行シーズンとなりました。

飛行機によく乗る人にはすっかりおなじみの「マイレージ」があります。

この「マイレージ」とは、どれだけ移動したかの「マイル( mile )」数をためるわけですが、英語の距離の単位である「マイル」は、もともとラテン語が由来で、イタリア語にすると

mille passo (ミッレパッソ)

という言葉からきています。
ご存じの通り、mille は「1000」、passoは「歩み」なので、
「1000歩」⇒「1マイル」

ということだったんですね。本当に1000歩が1マイルになるかどうかは知りませんが…。

 

ということで、イタリア語の数字「1000」は「mille」(ミッレ)といいます。

また、単位の1ミリは、基準の1メートルの「1000」分の1なので、
mm(millimeter)の「mille」でもあります。

マイレージにも、ミリメートルにも、イタリア語の mille が隠れていたんですね。