ワインセラーとケータイ

ワインセラーとケータイ

ワインセラーの「セラー」

食欲の秋は、おいしい赤ワインを味わえる季節です。ワイン好きの方は、家に小さな「ワインセラー」をもっている方も多いようですね。

この何気なくつかっている「セラー」とはなんでしょうか? つづりは cellar で、イタリア語とも関係してくるコトバなのです。cellar は、もともと「小さい部屋」を意味するラテン語(そして、イタリア語も!)の cella (チェッラ)に由来しています。

地下にある小さな部屋は、食品やワインを貯蔵するので、そこからワインセラーの「 cellar 」という言葉になっていったのですね。

 

小さな部屋⇒細胞

さて、cella は「小さな部屋」とお伝えしましたが、もっともっと小さな部屋へとイメージを膨らませると生物の「細胞」のひとつひとつが、「小さな部屋」になっています。cella から派生した言葉として、

cellula (チェッルラ) 「細胞」

があります。これが「細胞の」という形容詞になると、

cellulare (チェッルッラーレ) 「細胞の、小部屋からできた」

となるのです。

 

ケータイのイタリア語はcellulare

イタリア語で「ケータイ」の携帯電話のことを、 cellulare というのですが、これは telefono cellulare の略です。理由は残念ながら(!)ちょっと難しく「携帯電話のサービスエリアを小さい区画 (= cella ) に分けて出力を小さく抑え, 同じ周波数帯を離れた区画でも用いれるから」とのことです・・・(ちょっとよくわかりませんが)。

いずれにしても、cellulare といえば、イタリア語の「ケータイ」で、「ワインセラー」とこんなところでつながっていました。

 

焦点のフォーカス

焦点のフォーカス

fuoco

フォーカスにフォーカス!

ことばの「語源」というのは本当におもしろいもので、ときどき思わぬところに行きあたることがあります。

カメラで焦点を合わせることを「フォーカスする」と言ったり、考えを何か一つに集中させるときも「フォーカスする」なんていう表現をします。

このフォーカスは英語で focus とつづります。ではここで、このつづり focus  o の前に「 u 」を入れてみて下さい。

fuocus

となりますが、イタリア語のある単語に似てきます。それは「火」という意味の fuoco (フオーコ)で、フォーカスも、fuoco もラテン語の focus (フォークス=炉、火)という同じ語源を元にしています。

炉は燃える火の中心であり、光・火をあてると焦点(ピント)が合いますね。そこからフォーカスという単語になりました。

イタリア語では「焦点、フォーカス」の意味もありますし、そのまま「火、炉」という意味で使われています。

では、ちょっと例をみてみましょう。

Accendi il fuoco.

といえば、「火をつけて、点火して」となります。

 

まとめ

焦点の「フォーカス」の focus の語源は focus (=炉、火)と同じで、イタリア語の fuoco 「火」とつがなっています。

 

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