ホンダとオンダ

ondaオンダケイスケ?

サッカーのスター本田圭佑選手は、イタリアサッカーの2014年のシーズンでとても活躍しているようですね。

まさに「波に乗ってきた」というわけで、イタリアの新聞では、本田(honda)と、「波」という意味の onda (オンダ)とが掛け合わされて記事になっていることが多いのですが、日本人のわれわれからはあまりピンときません。

しかしイタリア人にとっては、honda も onda も同じなのです。なぜなら、イタリア語は ho の h を発音しないからです。hobby も「オッビー」、hotel も「オテル」、honda も「オンダ」と発音するのです。

 

イタリア語にハ行なし

外来語をのぞいては、イタリア語で H ではじまる単語はありません。そしてハヒフヘホの発音も(特定の地方をのぞいては)ないのです。ハ行はア行になってしまいます。

論より証拠、オンライン辞書で H ではじまるイタリア語の一覧がありましたので、ご紹介しておきます。

http://dizionari.corriere.it/dizionario_italiano/h.shtml

 

ということで、onda (波)の発音を聴いてみることにしましょう。

 

vocabolario

onda (女性名詞)「波」

 

ちなみに、この onda は、カンツォーネとして日本人にも有名な「サンタルチア」の歌詞にも登場しています。2画面目の歌詞、Placida è l’onda (波は静か)にも登場しています。

 

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火山と神々

Etna Sicilia

御嶽山の噴火(2014年9月27日)は、本当に悲しく、衝撃的な天災となりました。亡くなられた方々とご家族に心よりお悔やみ申し上げます。

この噴火では、多くの人が自然を畏怖するような気持ちをもったと思いますが、私もその一人です。今回は、イタリア語とともにそんな畏怖心をもって文章をつづりたいと思います。

 

火山の「ヴォルケイノ」

火山のことは英語で volcano (ヴォルケイノ)といいますが、英語らしからぬ発音・つづりだと感じたことはありませんか?

なんと volcano の由来はイタリア語で、イタリア語では vulcano とつづり、「ヴゥルカーノ」と発音するのです。

 

語源はローマ神話の神

語源は、古代ローマ神話の火の神「Vulcanus(ウルカヌス)」から来ており、神と山がつながることは、日本とよく似ている気がします。

日本には古くから山自体が信仰の対象とされ、禁足地とされている山もあるということも、なにか神と自然との関わりが感じられます。

日本も火山の多い国ですが、イタリアもシチリア島にある Etna(写真)や、古代ローマ時代の噴火で有名な Vesuvio は、活火山としてよく知られています。

 

それではイタリア語の vulcano を発音してみましょう。

 

vocabolario

vulcano (男性名詞)「火山」

vulcano attivo 「活火山」

 

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そばとアラブ人

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「そば」はイタリア語で?

和食は寿司をはじめとして世界でも人気が出てきているので、そばも soba で通じることがありますが、イタリアではどうでしょうか?pasta giapponese でもいいかも知れませんが、うどんとは区別できませんね。

説明するには、いろんな表現がありますが「そば粉」のことは grano saraceno (グラーノ サラチェーノ)といいます。フランス人はそば粉のクレープを食べますし、イタリア人も食材としてよく知っています。ですから、pasta di grano saraceno といえば、通じるでしょう。

意味は「サラセン人(saraceno)の小麦(grano)」とでもいいましょうか。

サラセン?

サラセン人?

今回はこの saraceno にご注目です!

 

「シャッター」のイタリア語は?

私はそば粉が grano saraceno ということを知って、あれ?と思いました。なぜならイタリア語で住宅や店舗の「シャッター」のことを saracinesca (サラチネスカ)というからです。何か似ていませんか?

 

saraceno とは?

じつは、saraceno というのは「サラセン人」のことで、世界史をよくご存じの方はサラセン帝国というのを聞いたことがあるでしょう。

サラセンは「イスラム」とほとんど同じ意味で使われ、サラセン人といえば「イスラム教徒、アラブ人」を指しているのです。

ですから、アジアが原産とされるそば粉は、イスラム(サラセン)を伝ってヨーロッパにもたらされたので、grano saraceno となったのでしょう。また「シャッター」は、サラセン人の鎧戸(よろいど)が由来にあるため、saracinesca となりました。

そば、シャッター、サラセン人、と一体、何がつながるかと思ったら、意外な接点があったのですね。

 

vocabolario

「サラセン人」に親しんで(?)いただいたところで、学んだイタリア語を整理してみましょう。イタリア人に「そば」を説明することは、結構ありそうですね。「シャッター」は知っていたら、イタリア人もびっくりするかも知れませんね。

grano saraceno (男性名詞) 「そば粉」
pasta lunga di grano saraceno
―「そば」

grano saracenoの発音はこちらから↓

 

saracinesca (女性名詞) 「シャッター、よろい戸」
Alzare la saracinesca di un negozio.
―「店のシャッターを開ける。」

saracinescaの発音はこちらから↓

 

サッカーでは、鉄壁のゴールキーパーのプレーを評して saracinesca という表現を使うようです。閉まったシャッターのようにゴールできないという感じでしょうね。

saraceno (形容詞) 「サラセン人(の)、アラビア人、イスラム教徒(の)」
l’esercito saraceno
―「イスラム軍」

 

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テニスの「オムニ」コート

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テニスコートのいろいろ

テニスの全米オープンで先日(2014年秋)、錦織選手が大活躍しました。小柄な錦織選手が長身の選手をスピードで打ち負かすのは見ていて爽快ですね。

ところで、テニスコートにはいくつか種類があります。

全米オープンはゴムのハードコート、全仏オープン(フランス)は砂のクレーコート、伝統の全英オープン(ウィンブルドン)は芝のグラスコートです。

それからオムニコートというものもあります。人工芝でできており雨上がりでもすぐプレーできるため、全天候型コートといわれています。

 

オムニコートとオムニバスの omni

このオムニコートの「オムニ」と、映画などでオムニバス映画というときの「オムニ」、この「オムニ」からある大事なイタリア語が学べます。

詳しく見てみましょう。

「オムニ( omni )」とはもともとラテン語で「すべての」という意味があります。

テニスの全天候型のコートをオムニコート( omni court )と呼んでいるのは、「すべての」天候に適応した、という意味でこんな名前がついたのでしょう。

オムニバスの omnibus は、もともと「すべての人のため」というラテン語で、そこから「誰もが乗る乗り合いの車、バス」として使われるようになったり、ある監督やテーマの作品の「すべて」をまとめたものなどをオムニバスというようになりました。

 

イタリア語では omni ⇒ ogni

イタリア語では「毎日」のことを ogni giorno (オンニ ジョルノ)というように、omni が変化して ogni となりました。

イタリア語を習うと出てくる単語のひとつがこの ogni ではないかと思います。「すべての、おのおのの、それぞれの」という形容詞なので、とてもよく使われます。英語では every ですね。

われわれ日本人に縁もゆかりもないイタリア語だと思っていたものが、実は身近にあった、というのはよくあることで、それがこの ogni でした。

 

毎日、毎週、毎月

「毎日、毎週、毎月」は、イタリア語で ogni giorno, ogni settimana, ogni mese とそれぞれいいますが、オムニバスやオムニコートの omni から ogni を見直してみると、とても親しみが涌いてきませんか?

ちなみに、14世紀の詩人ダンテ・アリギエーリの叙事詩である『神曲』の地獄篇第三歌の有名な一節には、

Lasciate ogne speranza, voi ch’intrate.
「汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ」

がありますが、ここに ogni speranza (すべての望み)が登場しています。(これは当時の古いイタリア語ですから ogne となっています。)

それでは ogni の発音を聴きながらおさらいしてみましょう!

 

vocabolario

ogni という形容詞に親しみがわいて、使ってみたくなればしめたものです。用例を下にあげておきます。

ogni (形容詞)「すべての、おのおのの、それぞれの」
ogni giorno 「毎日」

 

―in ogni modo 「どんなことをしても」
―in ogni caso  「いずれにしても」

ognuno (pronome indef.) 「各人、めいめい」
Oguno lo sa. 「各人がそのことを知っている。」

 

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アルプスとアルバム

LeAlpi

アルプスとアルバムの共通点とは?

白い雪で覆われた美しい山々の「アルプス」は alps、

白い紙(台紙)で綴られた写真帖の「アルバム」は album と英語でつづります。

どちらも「白」と、alp-、alb-に共通点があることがわかるように、 alp- alb-は、「白」を表す語源となっています。

遺伝子疾患のひとつである「先天性白皮症」は 「アルビノ」と呼ばれますが、こちらも albino で、alb- ではじまっています。

 

イタリア語の alba とは?

そこでイタリア語の登場です。

alba です。

alba は、「夜明け、日の出」という意味で、たしかに太陽の昇る直前、空は白く染まりますね。

発音は「アルバ」で、アルプスやアルバムのことを意識して発音してみると、語感の豊かな広がりを感じることができます。

ちなみにアルプスとアルバムはイタリア語でそれぞれ alpi album です。

身近な外来語や英語をじょうずに生かせば、 イタリア語も気軽に学べます。

 

それではalbaの発音を聞いてみましょう!

 

vocabolario

まとめ―alp-,alb-は「白」に関係しています。

alba (女性名詞)「夜明け、曙」

⇔ tramonto (男性名詞)「日没、日の入り」

album (男性名詞) 「写真帳、アルバム」

Alpi  ( Le Alpi ) (女性名詞、複数) 「アルプス山脈」

 

イタリアにあるアルプスに関する情報をまとめているサイトをご紹介します。

Alpi italiane

 

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1センチ、1セント、1世紀

1cent

誰でもご存じのことではありますが、「セント」に関わるコトバをこんな風に整理してみると、おもしろいことに気づくでしょう。

―1セントとは、1ドルの「100」分の1で、欧州通貨も1ユーロの「100」分の1が1セントです。

―1センチ(センチメートル)は、1メートルの「100」分の1です。

―「世紀」の「センチュリー」、すなわち1世紀は「100」年です。

どうでしょうか?

 

cent、centimeter、century のように cent- は、100を指していることがわかります。

さてわれらがイタリア語に話しを移すと、何を隠そうイタリア語の100は cento でしたね。「チェント」と発音するので、「セント」との関連に気づきにくいかもしれません。

この cento は、 centum (ケントゥム)という「100」を意味するラテン語が語源なのです。

英語の100は hundred なのに、イタリア語では cento となっていますが、 cento にはわれわれ日本人は実に親しみがあったのですね。

cento (agg. num. card.)「100」
ーcento chilometri
ー「100キロ」

centinaio (nome m.)「100、たくさんの量」
ーHa ricevuto un centinaio di lettere.
ー「彼はたくさんの手紙を受け取った。」

このようにイタリア語をカンタンに、やさしく学ぶヒントというのは、意外にも外来語や、英語の中にたくさんあります。centoもあっという間に身につきますよね。

そんな暗記いらずの内容で学べるイタリア語基礎の31ステップ講座もご案内しています。こちらからご受講いただけますので、奮ってお申込下さい。

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ホンモノとレプリカ

replica

「これは、あの名画のレプリカでございます。」

なんて表現をすることはありませんか?

 

「レプリカ」はこのままイタリア語に!

何かの作品や製品の「オリジナル・本物」に対して、 「複製品、模造品、コピー」のことを 「レプリカ」といいます。

この「レプリカ」は replica として英語でも使われますが、 もともとはラテン語やイタリア語から派生しており、 なんと、イタリア語も replica で、「レープリカ」と発音し、まったく同じ意味で使われています。

例としては、

una replica di Gioconda 

(ウーナ レープリカ ディ ジョコンダ)

であればどうでしょう?

 

Gioconda とはあのダ・ヴィンチの名画「モナリザ」のことですから、 「モナリザのレプリカ・複製品」となります。

今回取り上げた replica は、イタリア語としてレベルの高い単語ですが、 この「レプリカ」を知っているだけで身近に感じませんか?

 

replica は、 「コピー・複製品」のほかにも意味があります。

さてここで問題です。 replica が動詞になると、 replicare (レプリカーレ)となるのですが、

Lo spettacolo e’ replicato. 

(ロ スペッターコロ エ レプリカート)

spettacolo (=スペクタクル ⇒「上演、公演」) となると、どういう意味になるでしょう?

 

 

「複製」から「もう一回繰り返される」 つまり「再演された」となるんですね。

「レプリカ」から学べるイタリア語をまとめておきます。

replica

(nome f.)「コピー・複製品」
ーuna replica di Gioconda
ー「「モナリザ」の複製」

replicare (verbo)「繰り返す」

となります。

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コンプレックスへの誤解

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コンプレックスは劣等感ではない?

「自分の体形にはコンプレックスがあるなー」とか、

「あの人は優秀だからコンプレックスを感じるよ」」といったりしますね。

このように日本人であるわれわれは、コンプレックスという言葉は「劣等感」という意味で使っているのですが、厳密にいうと「誤用」なのです。

調べてみると、確かに英語の「コンプレックス」は「複雑」ということであり、誰かより劣っているという「劣等感」ではありませんね。心理学では「複雑に絡み合った倒錯的な心理状態」を指すのだそうです。

「ゴチャゴチャして難しい、錯綜している」そういうことを指しているんですね。

このコンプレックスは、「多くの部分、要素からなっているもの」という語源を知っておくとさらによくわかります。いろんな部分から成り立っているというニュアンスなので、「総体、全体」とか「複雑な」を意味しています。

 

英語のコンプレックスは、イタリア語でもとてもよく似ていて complesso (コンプレッソ)といいます。意味も同じで、名詞であれば「総体・全体」であれば、形容詞であれば「複雑な」という意味です。

 

complesso (aggettivo)「複雑な、多くの部分からなる」
ーun sistema complesso
ー「複雑なシステム」

complesso (nome m.)「全体、総体、組織」

となります。

 

いま一度、「コンプレックス」という言葉を見直す機会になりますし、そのことを知っているとイタリア語でも意味がよくわかりますね。

 

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ドミノとドメイン

domino

「このウェブサイトのドメインは何?」

「それは itacica だよ!」

 

ドメインとドミノの共通項

ドメインという言葉をご存知でしょうか? ウェブサイトには「http://~.co.jp」とか、「http://~.com」というURLアドレスがありますが、この「~」の部分がドメインです。このイタリア語のサイトのドメインは itacica です。

ドメインは英語で domain とつづり、元々は「領域、領土、支配」の意味があります。支配、所有しているもの、とイメージするといいでしょう。ラテン語での語源は、dominus (=主人、主(あるじ))ですので、さらにわかりやすいですね。

 

さて、これと似た単語に domino (ドミノ)があります。バタバタと倒れていく様子は大人でも楽しいものです。

いろいろ調べてみたところ、こちらも先ほどのラテン語 dominus が語源。ですので、ここからは私の推測ですが、つぎつぎとオセロのように倒して(=支配)行くことから、ドミノと名づけられたのではないかと思います。

ドメインとドミノに意外な共通項を見つけることができました。

 

dominus ⇒ イタリア語は?

さて、ドメインとドミノには、dominus という共通のラテン語源がありました。このことを知っておけば、イタリア語の動詞 dominare (ドミナーレ)が登場しても親近感が涌くことでしょう。

この動詞は「支配する、意のままに動かせる」という意味で使われ、名詞になると domininazione (統治、支配、所有、領土)となります。

ちなみにイタリア語のドミノは domino のままです。

 

vocabolario

それでは、ドメインとドミノからたどるとわかりやすいイタリア語を整理してみます。

dominare (verbo)「支配する、意のままに動かす」
ーVenezia dominava per molto tempo sui mari. 
―「ヴェネツィアは長い期間、海洋を支配していた。」

dominazione (nome f.)「支配、統治、領域」
ーla dominazione Araba 
―「アラブの支配」

dominante (aggettivo)「支配的な、優勢な」
ーIl Buddismo è la religione dominante in Giappone.
―「仏教は日本の主な宗教です。」

dominatore (nome m.)「統治・支配者」

 

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フローズンとカウダ

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フローズンとカウダ

先日は関東地方で大雪でした。私も家の前を何年ぶりかで雪かきをしました。それでも豪雪地帯の方々にとっては、この程度の雪は数えるうちに入らないでしょうね。

今日は「寒い・暑い」のイタリア語を、いつものように外来語から学んでみましょう。

 

まずは、「寒い」です。

英語では、freeze(凍らせる)、frozen (凍らせた)、refrigerator(冷蔵庫)という単語で「fr-」が幹となっています。

フローズンヨーグルトの frozen もそうですね。

「fr-」が幹となるのはイタリア語でも同じで、「寒い」を freddo (フレッド)といいます。冷蔵庫は frigorifero (フリゴリーフェロ)です。

 

では「暑い」はなんというのでしょう?

フォンデューに似た北イタリアの料理で、ここ数年で流行している bagna cauda (バーニャ・カウダ)をご存知でしょうか?

この cauda は、イタリア語の caldo (カルド=「暑い」)の方言です。bagnaは「ソース」の意ですので、バーニャ・カウダは「暑いソース」ということなんですね。したがって、caldo といえば「暑い」となります。

会話のときは動詞の fa をつけて、

Fa freddo.

Fa caldo.

といえば、「寒い、暑い」となります。

 

余談ですが、真夏のイタリアで、ある有名な美術館を訪れたとき、2階が閉まっています。どうしてか?と尋ねたところ、

―Fa troppo caldo.

つまり「暑すぎるので閉めた」ということで、びっくりしたことがありました。

 

インフルエンザウイルス

インフルエンザというイタリア語

冬になると風邪がはやり、インフルエンザの季節でもあります。私は風邪とインフルエンザの区別もよくついていないのですが、今日は「インフルエンザ」という言葉がテーマ。

ズバリ、結論から言いますと、インフルエンザは由来も含めて正真正銘のイタリア語です!

「アカペラ」と同じように、これほど日本人に知られずに広まっているイタリア語も少ないのではないでしょうか。

 

インフルエンザは「影響」という意味しかない!?

インフルエンザはイタリア語で、influenza と書きますが、もともとの意味としては「影響」しかありません。

この用語は14世紀頃、イタリアのフィレンツェで流行った風邪が、寒さや星の「影響」ではないかとされ、インフルエンツァ( influenza )と呼ばれていたことが起源のようですね。

さらに調べてみると、1743年にイタリア風邪が流行して、それが英語化したようです。

ということで、外来語がそのままイタリア語として使える「即席」言葉なのです。例文として、下の( )を埋めてみましょう。

La televisione ha molta (     )sull’opinione pubblica.

「テレビは世論に多くの影響をもつ」

わかりましたね。また、influenzare という動詞もあります。

La tua opinione mi ha molto (       ).

「君の意見は、僕にとても影響を与えたよ。」

となります。

インフルエンザからあっという間にイタリア語の学習ができてしまいました。

 

(答)influenza, influenzato

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