伝染病の「マラリア」はそのままイタリア語だった事実…
itacicaでのイタリア語の学習スタイルというのは、「既知(すでにご存じ)」⇒イタリア語を結んでいきます。
タイルの「テラコッタ」や、フレスコ画の「フレスコ」、「マスカラ」などもイタリア語と深い関わりをもっていますから、この視点をもっていると、楽しくイタリア語も学んでいけるのではないか、と思います。
今回も「まさかこれがイタリア語だったのか!」というもの。
それはなんと「 マラリア 」です。
マラリアは熱帯地域で主に流行し、蚊を媒介とする感染症で、マラリアにかかると大変な高熱に襲われるそうです。
ではこの「 マラリア 」の言葉の成り立ちを見てみましょう。
マラリアは、かつては蚊ではなく、沼地の「 悪い空気 」が媒介する病気と考えられていたようです。ここまで説明するとイタリア語だということがわかってきます。
マラリアは、 malaria ( mala + aria )とつづり、mala は「悪い」という意味で、 aria は「空気」のことですから、正真正銘のイタリア語だったのですね。
この malaria というイタリア語を切り口にして、いろんな単語に派生していく例を見ていきましょう。
malaria という単語は、 mala + aria が合わさってできている、とご説明しましたが、私もこれがイタリア語だったとはこの間まで気づかず、本当にびっくりしました。
東南アジアにも旅をすることが多かったので、マラリアに罹らないように虫除けに気をつけますが、そのマラリアがまさかイタリア語だったとは…、と。
mala という形容詞の原型は malo で、
副詞だと male 「悪く」、名詞だと male 「悪、罪悪」という
基本単語になることがわかります。
male(または mal )と単語が合わさって、さまざまな単語に派生しているので、それを見てみましょう。
malagevole「やっかいな、扱いにくい」( mal + agevole 「 やさしい 」)
malanimo「悪意、敵意」( mal + animo 「 心 」)
こうした単語はごく一部で、 mal との組み合わせの単語はたくさんあります。しかし上記の単語の通り、ニュアンスがわかれば知らない単語に出くわしても、意味がわかってくると思います。
また、 malaria の aria は、「 空気、空 」という意味ですが、
aria condizionata「空調設備、エアコン」
にも aria が登場します。

暗記せずに身についたイタリア語はコチラ!
malaria より、male と aria という単語の方が頻出しますから、こちらの発音も聴いてみましょう。
male は他の単語と合わさって、次のようなイタリア語にもなっています。
maledire「のろう、非難する」 ( male + dire 「言う」)
maleducato「しつけの悪い、無礼な」( mal + educato 「育ちのいい、礼儀正しい」)
malsano「病弱の」( mal + sano 「健康」)
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