推理小説や事件で、犯罪を隠す証拠を残すことを「アリバイ」と呼んでいます。
このアリバイは、日本語として使っていますので、これを日本語でなんというのか?とわざわざ考えたことはありませんでした。
「現場の不在証明」なんていう言い方もあるようですが、アリバイはアリバイですよね。
ところが、先日、イタリアの探偵小説を読んでいたら、 alibi という単語が出てきたのです。イタリア語でもアリバイは alibi なのですね。イタリア語での発音は前にアクセントがつくので「アーリビ」です。
この alibi をよくよく調べてみたら、おもしろいことがわかってきました。
alibi はラテン語で、分解してみると「 alius 」+「 ibi 」になります。
alius とは「他の」という意味で、ibiは「そこに、同じところに」という意味です。
ということで、 alius + ibi = alibi (アリバイ)は、「他の場所」という意味だったのですね。犯罪でも、その犯罪の瞬間に「他の場所にいました」ということがアリバイというわけです。
では、ここで問題です。
この alius 「他の」+ ivi 「ところ」が合わさって、alibi(他の場所)という意味だとお伝えしましたが、このラテン語の alius は現代のイタリア語では、とてもとてもよく使う単語になっています。
最初の頭文字「 al 」がヒントです。
まさかこの単語と「アリバイ」が関係しているとは驚きです。考えてみてくださいね。
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【ひとりごと】
アリバイがラテン語だったとは、はじめて知りましたが、アドリブもラテン語です。今ではほとんど絶滅(?)した言語がまだ生き残っているなんて、ちょっとロマンを感じます。
アマゾンの密林で、絶滅したといわれていた動物を発見した!みたいな感動といったら大げさでしょうか?