
「モナ・リザ」が通じないイタリア
今日は、いつもとちょっと趣向を変え、イタリア語でも、すぐには連想ができない名前についてです。
先日あるイタリア人のお母さんとお会いしました。かわいらしい娘さんを連れています。
「お名前は?」と聞くと…
「ジョ」、
「ジョ、Gio?」
これはもちろん愛称で、正式にはGioconda (ジョコンダ)だったのですが、話がわからないのはそれからです。
そのお母さんが、「日本では同じ名前が、ダ・ヴィンチの絵でよく使われてますネ~」と言うのです。
ダ・ヴィンチの「ジョ」という絵?
私はなんのことだかわかりませんでしたが、よく考えてみれば、「ジョ」は「ジョコンダ」、「ジョコンダ」は「モナ・リザ」。
・・・「モナ・リザ」のイタリア語の呼びかたなのです。
「モナ・リザ」はイタリアの絵ですから、イタリア人も「モーナ・リーザ」と言いそうですが、イタリアでは、La Gioconda (ラ・ジョコンダ)と呼びます。
ミッキーマウスのイタリア語は?
世界的に同じ名詞だとおもっていたらイタリア語だと全然違った、という例は他にもあります。
ミッキーマウスも、イタリア語では Topolino (トポリーノ)といいます。「ネズミ」のことをイタリア語では topo というからです。
イタリア人は当然だ、と思って使っていてもわれわれにはすぐにはわからない固有名詞は結構あるんですね。
vocabolario
- topo (男性名詞) 「ネズミ」