数字の「4」

音楽とピッツァに登場する「4」イタリアの作曲家・ヴィヴァルディの有名な作品「四季」は、
Le quattro stagioni
といい、4種のチーズの入ったピッツァのことは、
la pizza ai quattro formaggi
といいます。
つまり、quattro (クアットゥロ)は、uno(1)、due(2)、tre(3)についで、数字の「4」のことですね。四重奏のカルテット( quartett )ともよく似ています。
すでに知っているイタリア語の複数形
話は変わりますが、イタリア語の名詞で語尾が i で終わるものは、複数形です。ですから、先ほど登場した、
formaggi (フォルマッジ)も単数形は formaggio、
spaghetti (スパゲッティ)も単数形は spaghetto、
となります。先ほどのピッツァの quattro formaggi も、quattro なので複数形になっているわけです。
知っている単語で勉強すると、カンタンに思えてしまう文法がたくさんあります。これもそのひとつでした。
「カビ」という単語を知らなくても
余談になりますが、先日、この4種のピッツァの中に Gorgonzola という青かび入りのチーズが入っているのを見て、私の姪が「この葉っぱの入ったチーズ食べない」といいました。
「ゴルゴンゾーラチーズ」も「アオカビ」という単語も知らないので、こんな風に表現したわけです。なかなかうまいことを言うな、と思いました。
外国語は知らない単語がいつも登場しますが、私たちも知らない単語を表現しようとしたら、こんな機転の利かせ方がポイントかも知れませんね。
ちなみに「カビ」はイタリア語で、muffa といいます。