似ているキャンプとキャンパス
野外キャンプなどの「キャンプ」と、大学などの「キャンパス」は、どちらも大変なじみのあるカタカナ外来語となっています。
「キャンプ」なぞは外来語とも思わないで使っているかもしれませんね。
さて、この「キャンプ」と「キャンパス」は、日本人が混同して使うことはまったくありませんが、英語にすると camp と campus というように、とても似ている言葉だと思いませんか?
もとはラテン語の campus
この2つの単語は、実はラテン語の campus (カンプス)がもとになっています。
「広場、平地」という意味です。
それが変化して、 現代のイタリア語では campo (カンポ)となっています。
この campus、イタリア語の campo は、兵隊たちが平原のような平らな土地で戦争や訓練を行ったので、「戦場、練兵場」という意味もあります。軍隊の「野営地」の「キャンプ」から、日本語の「キャンプ」のような野外活動の意味になりました。
一方、大学の「キャンパス」は、野営地のキャンプ跡地に大学が建てられたからという説があります。
言葉の由来とは本当におもしろいものだと思います。キャンプやキャンパスが、こんな共通した語源をもっていたとは驚きです。
イタリア語のcampo
イタリア語の campo は「畑、グランド、戦地、平原」といった意味があるので、
campo di calcio
といえば、どうでしょう?
calcio がサッカーですから「サッカー競技場」となります。
最後にクイズです。campus を語源として、驚くべき単語がつながってきます。それは何でしょう? オリンピックの優勝者は「チャン○○○」といいますよね。
(イタリア語では campione (カンピオーネ)といいます。)
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