手紙の最後に付け加えることがあるときは、
「P.S. 余談ですが…」
などと書きます。
ところが、ほとんどの人がこの「P.S.」の略の元が何であるかは知らないのではないでしょうか。
これは、じつはラテン語なのです。
ラテン語の postscriptum が語源となって、英語の postscript それが、「P.S.」になっています。
イタリア語にも通じるpostscript
では、イタリア語とどうつながってくるかというと…、
postscript を分解してみると、2つのイタリア語が浮かびあがってくるのです。
まずはじめの post は「後に」を意味する接頭辞(せっとうじ)といわれ、首相でも「ポスト小泉」は誰か?などといわれますね。
つまり、小泉の「後は」の after なわけです。
ですからイタリア語の domani 「明日」に post がつけば、posdomani 「明後日」となるんですね。(tは省略されます)
一方、scriptum は、ご存じ scrivere 「書く」という動詞の過去分詞で scritto とよく似ています。つまり
「P.S.」は、post scritto 「後で書かれた」
ということになるのです。イタリア語では t が省略されて poscritto とも記します。
こんな身近なところにもイタリア語につながるヒントが隠れていました。
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