日本語で「アロマ」と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか?
「アロマオイル」や「アロマテラピー」をイメージすることが多いと思うのですが、今日はこの「アロマ」という言葉にちょっとスパイスを加えます。
アロマの aroma は、ギリシア語・ラテン語が元で、ラテン語の aroma の意味は「香料」でした。
実はイタリア語でも、今も同じようにこの言葉が使われているのです。
イタリア語では aroma は「アローマ」と発音し、「芳香」のほかに「香料」や「香辛料」もアロマに含まれます。
日本では「アロマテラピー」という言葉が先に輸入され、それが略されて「アロマ」と言うようになったようですが、元々は「アロマ」という単語が先だったのですね。
ちなみに「アロマセラピー」は「アロマ」に「療法」という意味での therapy がついてできた言葉です。
このことを知っていると、 aroma という単語のイメージが少し変わってくるのではないかと思います。
aroma は、-aで終わりますが男性名詞で、
複数形になると aromi となります。
ニンニクや玉ねぎ、コショウ、バジリコ、パセリなど香りを加える食材を総称して aromi といいます。