ガンバ大阪とある古楽器の話
ガンバ大阪の由来は「ガンバレ」とイタリア語
サッカーJリーグの人気チームに「ガンバ大阪」がありますね。
このチーム名のガンバは、イタリア語のgamba(ガンバ)と日本語の「がんばれ」が掛けあわされてできました。
gamba はイタリア語で「足」という意味。なるほど~、ですよね。
in gamba(イン ガンバ)だと「丈夫な、有能な、優秀な」という意味になります。
この話題は以前にも触れましたので、今日は、これにもう一つ、ガンバにまつわる楽器の話をご紹介します。
ヴィオラ・ダ・ガンバという古楽器
「ヴィオラ・ダ・ガンバ」という、ヨーロッパの古楽器をご存じでしょうか?このヴィオラ・ダ・ガンバはイタリア語で、 viola da gamba と書きます。この gamba も、さきほどの「足」ですね。
なぜ楽器に足( gamba )が登場するかというと、ヴィオラ・ダ・ガンバは、ヴァイオリンやチェロのような形をしていて、足に挟んで弓で弾く楽器だからなのです。16~18世紀のヨーロッパで広く使われていたようです。
「脚」で挟む楽器に対して、ヴァイオリンのように「腕」で支えるのは、viola da braccio (ヴィオラ・ダ・ブラッチョ)と呼ばれています。braccio (ブラッチョ)は「腕」という意味です。
ガンバ大阪が話題にのぼったら、思い出してみてくださいね。

- gamba (女性名詞) 「足、脚」
- braccio (男性名詞) 「腕」