
エスカレータとエレベータ
子どもの頃、エスカレータとエレベータがよく似ているので間違えた記憶があります。大人でもときどき間違えることがあります。
ところが、このエスカレータという単語にある「イタリア語」が潜んでいることがわかると、この2つの単語を混同することは二度とないでしょう。
エスカレータは escalator とつづりますが、この単語の最初の「 e 」と後ろの「 tor 」を取ってみて下さい。
( e + scala + tor )
scala という言葉になりますね。
この scala (スカーラ)はなんとイタリア語の「階段、はしご」なのです。エスカレータにはイタリア語が潜んでいたのです。
もともとラテン語とイタリア語の scala が最初に存在し、escalator (エスカレータ)はあとからできた言葉です。うことで、エスカレータとエレベータの区別がハッキリとつくようになったと思います。
ドレミファの「スケール」
ちなみにこの scala は、ドレミファの音階の「スケール」という単語にもつながっています。「エスカレータ」という外来語から意外なイタリア語が学べると思いませんか?
外来語の「履歴」をたどるだけで、暗記に頼らずイタリア語が学べます。
vocabolario
- scala (女性名詞) 「階段、はしご」