
カンタービレ ⇒ cantabile
大人気になったマンガ「のだめカンタービレ」はご存じですね。「のだめ」こと、野田恵を主人公としたクラシック音楽のコメディー漫画ですが、この「カンタービレ」という言葉。
これは音楽用語で「歌うように」という意味なんです。音楽用語は、クレッシェンドやフォルテなど、イタリア語がほとんどなのですが、「カンタービレ」も同じイタリア語です。
何かの楽器の楽譜に cantabile と書いてあったら、「歌を歌うみたいに弾いてくれよ」という指示で、音楽の基本がやはり「人の歌声」であることを感じさせます。
カンツォーネも
cantabile という言葉は、canto (カント)=「歌」からきています。名詞になると cantare (カンターレ)=「歌う」となります。
ちなみに同じ歌でも、もっと軽い歌、例えば民謡や歌謡曲は、canzone(カンツォーネ)といいます。
この言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか?
たとえば、’O sole mio「オーソレミオ」で有名なナポリ民謡は、canzone napoletana (カンツォーネ ナポレターナ)といいます。
これで、cantabile、canto、cantare、canzoneというイタリア語が身近になってきましたね。
vocabolari
- cantabile (形容詞) 「歌うように」
- canto (男性名詞) 「歌」
- cantare (動詞) 「歌う」
- canzone (女性名詞) 「カンツォーネ」