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  1. イタリア語

イタリア語を操るモーツァルト

最近、オーストリアの天才作曲家であるW.A.モーツァルト(1756-1791)の本を読みました。

モーツァルトは、35年という生涯を通じ、ヨーロッパ中を旅して公演や作曲をしたわけですが、どうやらイタリア語は母国語のドイツ語並みに堪能だったようです。

イタリアの仮装行列(カーニバル)である carnevale (カルネヴァーレ、といいます)が大好きだ、

と残された手紙に書いてありました。

いわれてみれば、モーツァルトのオペラの代表作である、「ドンジョバンニ」「コジファントゥッテ」「フィガロの結婚」いずれも台詞はイタリア語だったのですね。

(イタリア語ではどう表記するのでしょう?―Step2にて)

イタリア語を自由に操るモーツァルト…、ちょっと意外な発見でした。

 
先ほど登場したモーツァルトのオペラはイタリア語で、

Don Giovanni (ドンジョヴァンニ)
Cosi’ fan tutte (コジ ファン トゥッテ、=女はみな、こうしたもの)
Le Nozze di Figaro (フィガロの結婚)

とそれぞれ表記します。

nozze(ノッツェ)は「結婚」で、常に複数形で用います。銀婚式はle nozze d’argento 、金婚式はle nozze d’oroとなります。

nozzeという結婚斡旋のサービス会社が日本にもありますね。

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carnevale 【m.カーニヴァル】
nozze    【f.pl. 結婚】
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先日、私のメールマガジンを読んでいただいている方から、お便りで、

「勉強らしい事は何もやっていなくても雑誌の記事が不思議となんとなくわかる」

といただきました。

これぞ私の目指していることで、嬉しくなりました。

難しそうだ、と思えるイタリア語を身近な話題をきっかけにして、楽しく学んでいただこう、というわけです。