あの感染症の「マラリア」とイタリア語が・・・
以前、インフルエンザは正真正銘のイタリア語であるとお伝えしました。
今回のテーマも、直球勝負のイタリア語です。「まさかこれがイタリア語だったのか!」というもの。それはなんと「マラリア」です。
マラリアは熱帯地域で主に流行し、蚊を媒介とする感染症で、マラリアにかかると大変な高熱に襲われるそうです。イタリアとは無関係に思えますが、「マラリア」という言葉の成り立ちを見てみましょう。
「悪い空気」
マラリアは、かつて蚊ではなく、沼地の「悪い空気」が媒介する病気と考えられていたようです。このことを知ると、イタリア語との結びつきがわかってきます。
マラリアは、 malaria ( mala + aria )とつづり、mal(o) は「悪い」という形容詞、 aria は「空気」という意味ですから、正真正銘のイタリア語がつながってできていたのですね。
「エアコン」をイタリア語で aria condizionata といいますが、こんなところにも「マラリア」の aria が登場しています。