オカリナはイタリア語だった!
楽器のカタチは何かの形を模していることがあります。例えば、ヴァイオリンやチェロの形は、女性の身体をあらわしている、と聞いたことがあります。
楽器の「オカリナ」は、模しているわけではないのですが、名前そのものの由来がとても面白いのです。では、今回のテーマ「オカリナ」を探ってみましょう。
これは私も最近になって「そういえばそうか!」と気付いたのですが、 ocarina という単語は、イタリア語なのです!親しみのある言葉ですが、イタリア語だと知っている日本人は少ないでしょう。
オカリナのoca
さらに、この ocarina には oca という単語が、 ひそんでいます。 oca の意味は「ガチョウ」なのです。
oca という単語に「小さい、かわいらしい」をあらわす接尾辞 -ino が合わさって、 ocarina となりました。(以前テーマにした「小さなviola」でviolino(ヴァイオリン)になったのと同じです。)
オカリナという楽器の形が、ガチョウの首のようであることから名前がついたようです。 ちなみに「オカリナ」という楽器はコレ↓です。
なんだかオカリナという楽器の形が新鮮に思えてきますね。 この楽器の由来をさらに探ってみると驚きます。オカリナを発明したのは…。
oca (女性名詞) 「ガチョウ」