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  1. イタリア語

バッテリーとバッテリー


mailma_battere.jpg今年の野球のペナントレースは
大いに盛り上がっていますね。

野球では、ピッチャーとキャッチャーをあわせて、「バッテリー」といいます。一方、電池のことも「バッテリー」といいます。

何か関係があるのでしょうか?ここは、語源を辿ってみることにしましょう。

このbatteryの語源は、ラテン語のbattuereで、「打つ」という意味です。

イタリア語の動詞にも同じ意味で、battere(バッテレ)があります。「打つ」ことから「打って何かを発するもの」つまり野球のボールや電気を発するもの、ということで、「バッテリー」となったのですね。

イタリア語の動詞battereは、「打つ、たたく」という意味で日常的に使います。

例.Battono alla porta.
(とびらをたたく)

スポーツでは「(相手を)たたきのめす」としても使います。

Derby all’Inter, battuto il Milan 2-0

とあったら、「ダービーでインテルはミランを2対0で打ち負かした」となります。今日は、「バッテリー」からbattereという動詞を学びました。

ちなみに「戦い」の「バトル(battle)」や、野球の「バット(bat)」も同じ語源です。