カレンダーは「帳簿」という意味だった!?
今使われている言葉でも、成り立ちはちょっと違う意味だったことはよくあることです。
日本語では月はじめの1日のことを「ついたち」と言いますが、古代ローマでは calendae (カレンダエ)と言いました。
古代ローマでは、この calendae の日(=○月1日)に、お金の貸し借りの清算や、帳簿など台帳のチェックをしていたので、「帳簿」のことを calendarium (カレンダリウム)というようになりました。
それが次第に、1日につける帳簿だけでなく、「暦(こよみ)」のことも指すようになったのです。
イタリア語のカレンダーは
「カレンダー」のことはイタリア語で calendario (カレンダーリオ)といいますが、はじめから今のカレンダーではなかったということですね。
それではちょっとクイズです。
Calendimaggio
という言葉があるのですが、どういうことを指すのでしょうか?
ヒント、maggio は「5月」です。考えてみて下さいね。(答えはイタリア語の辞書にもあります。)
vocabolario
- calendario (男性名詞) 「カレンダー、暦」
- almanacco (男性名詞) 「暦、暦書」
- diario (男性名詞) 「日記」 tenere un diario「日記をつける」