インフルエンザというイタリア語
冬になると風邪がはやり、インフルエンザの季節でもあります。私は風邪とインフルエンザの区別もよくついていないのですが、今日は「インフルエンザ」という言葉がテーマ。
ズバリ、結論から言いますと、インフルエンザは由来も含めて正真正銘のイタリア語です!
「アカペラ」と同じように、これほど日本人に知られずに広まっているイタリア語も少ないのではないでしょうか。
インフルエンザは「影響」という意味しかない!?
インフルエンザはイタリア語で、influenza と書きますが、もともとの意味としては「影響」しかありません。
この用語は14世紀頃、イタリアのフィレンツェで流行った風邪が、寒さや星の「影響」ではないかとされ、インフルエンツァ( influenza )と呼ばれていたことが起源のようですね。
さらに調べてみると、1743年にイタリア風邪が流行して、それが英語化したようです。
ということで、外来語がそのままイタリア語として使える「即席」言葉なのです。例文として、下の( )を埋めてみましょう。
La televisione ha molta ( )sull’opinione pubblica.
「テレビは世論に多くの影響をもつ」
わかりましたね。また、influenzare という動詞もあります。
La tua opinione mi ha molto ( ).
「君の意見は、僕にとても影響を与えたよ。」
となります。
インフルエンザからあっという間にイタリア語の学習ができてしまいました。
(答)influenza, influenzato
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