プラーザ、プラザ
横浜市に「たまプラーザ」という駅があります。他には「京王プラザホテル」というものもあり、「プラザ」は身近な名詞になってきています。
また「パレス」も「グランパレス」のようにマンションの名前に使われたりするので、親しみがあると思います。
ところが、この2つの単語は親しみがあるわりに、その意味となるとよくわかっていないのではないでしょうか? そしてイタリア語やイタリアの歴史と関わっていることも。
まず「プラザ」ですが、これはスペイン語 plaza の外来語として定着したものです。元はラテン語の platĕa で、「広い道」や「広い空間」の意味からはじまりました。
現代イタリア語では、piazza (ピアッツァ)となっています。この piazza も日本語に入ってきましたね。意味は「広場、市場」となります。
つまりプラザとピアッツァは、スペイン、イタリアの言語の違いだけだったのですね。
パレスは、イタリア語でなんでしょう?
続いて「パレス」の palace ですが、これはイタリアのローマのある「遺跡」が由来であることがわかりました。palace のように、pala ではじまるある有名な遺跡の名前がヒントです。
考えてみて下さい。
vocabolario
- piazza (女性名詞) 「広場、市場」
- palazzo (男性名詞) 「宮殿、庁舎、ビル 」
Palatina (古代ローマ遺跡であるパラティーナの丘が由来です)