
語学センスがないのかと落ち込む前にこの一冊
「自分は語学の才能がない、センスがない・・・」語学を学んでいると、そう感じてしまうときが、ときにはあるものです。
私もそう感じて落ち込むときもあります。
そんなときに励ましてくれる一冊が、今日ご紹介する「英語超独学法」(吉ゆうそう著/南雲堂)という本です。
吉先生は19歳のとき、「日本を一歩も離れることなく、また英会話学校にも行かないで、自分一人の力で英語の達人となる」と決意され、今では通訳、英検の面接委員、英会話学校講師として活躍されています。
特にすごいのが録音による発音矯正法
この本には、イタリア語学習にも役立つさまざまなアイデアがつまっています。中でもスゴイのが、「自分の発音は録音して直せ」という発音矯正法。
なんと吉先生は、ネイティブの英語を真似して録音し、手本と比較して矯正する、という訓練を
約10年も続けられたそうです。そしてネイティブと間違えられる発音ができるようになったとのこと。
手本にしたカセットテープは聴きすぎてフニャフニャになるので、ダビングして使い、その間、使いつぶしたテープレコーダーは6台にのぼるそうです。自称「英語オタク」というぐらい、英語に惚れ込んだのです。
わたしは、現在でも、イタリア語のCDの発音をマネして、それを録音して矯正する訓練をしています。
そこで気づいたことがあります。外国語の抑揚などの特徴をうまくマネしてみる、というのは、語学のセンスアップに有効だということです。タモリではありませんが、芸人さんになったつもりで、大げさにマネてみるとなお良いでしょう。
センスがなくても、強い願望を!
語学は、誰でも方法さえ間違えなければ必ず身につけられる、センスがなくても、才能がなくても、いずれペラペラになってみせる、そんな強い願望をもてば必ず叶う、と吉先生は書いています。
私たちも「イタリア語オタク」になってがんばっていきましょう。
この本には、スポーツや音楽の学習にも応用できるヒントがいっぱい詰まっていますので、ご一読をおすすめします。