方言
与論島のユンヌフトゥバ
新年早々、鹿児島県の与論(よろん)島に行ってきました。海の本当に美しいところです。わざわざ地中海に行かなくてもいい、なんて思いました。
こちらでは、与論(ユンヌ)の独自の言葉があり、それをユンヌフトゥバ、といいます。
会話を聞いたら、ぜんぜん意味がわかりませんでしたが、でも日本の古語が残っていたりして、きれいな言葉だな、と思いました。
イタリアの方言
イタリア語にも各地方にたくさんの方言があるようですね。イタリア人同士は、アクセントで「あの人は北の出身だ」とかわかるようです。
私が出会ったもののひとつとしては、シチリア島パレルモの方言、palermitano (パレルミターノ)で、イタリア語を勉強しているにもかかわらず、ぜんぜんわからなくて、愕然としました。ところが他の地方のイタリア人も「私もわからない」と言っていたので、安心した思い出があります。
イタリア語や日本語に限らず、方言というのは無形の文化遺産として大事にしたいですね。20世紀に入って絶滅する生物が非常に多くなっているそうですが、グローバル化の中で、絶滅の危機に瀕している言語というのも多いそうです。
国際化の中で、英語さえできればいいような感じがしますが、そんな波に飲まれることなく、その郷土で伝えてきた言葉こそ、大事にしなければいけないですね。