ポエニ戦争
ローマでは、紀元前509年に共和制ローマ( Repubblica Romana )が成立しました。共和制では、当時2つ統治組織があったことで知られています。一つは「パトリキ」( Patricii )という貴族や政治家による元老院です。もう一つは市民の「プレブス」( Plebs )です(ちょうど日本の参議院と衆議院のようですね)。
共和政ローマは、次第に戦争による領土拡大へと向かいます。紀元前3~2世紀には、地中海の覇権を争ってポエニ戦争( Le Guerre Puniche )が行われました。
アルプス越えで知られるハンニバル将軍
ポエニ戦争では、現在のチュニジア(アフリカ北東)に位置するカルタゴの将軍ハンニバル( Annibale Barca )との戦いが特に知られています。ハンニバルはアフリカから像を率いて、地中海からではなく、スペインのピレネー山脈、スイスのアルプス山脈を越えて、イタリアに攻め込んだという伝説的将軍です。
結果的にローマがこのポエニ戦争にも勝利しました。戦争を通して、ローマは現在のイタリア半島のみならず、ギリシア・北アフリカなども領土として支配を拡大していきました。
ハンニバル将軍のドキュメンタリー「Impero Annibale Barca」をどうぞ!