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4.帝政ローマ(1~3世紀頃)

帝政ローマ(パクスロマーナ)

カエサルが暗殺されたあと、ローマではオクタヴィアヌス( Octavianus )が皇帝アウグストゥス( Augustus 下写真)として即位しました。

このときが紀元前27年、以後約200年間、ローマ帝国は安定の時代を迎え、この時期はパクスロマーナ( Pax Romana )「ローマの平和」と呼ばれています。

アウグストゥス

ハドリアヌス帝( Hadrianus )のときにローマ帝国の領土は最大となり、現在の北アフリカ、イギリス、スペイン、トルコまでもその領土となりました。

 

ローマの遺跡の数々

ローマにはコロッセオ( Colosseo  )、パンテオン( Pantheon )など、かぞえきれないほどの遺跡がありますが、それはこの当時に立てられたものがほとんどです。下水道、橋、道路、神殿、浴場、劇場、競技場など、当時の建築技術には目を見張るものがあります。

ちなみに、7月、8月のことを英語、イタリア語でそれぞれ、july luglio、august agostoといいますが、これはジュリウス( Julius )・シーザーと、アウグストゥス( Augustus )にちなんでいます。

⇒ブログ「ローマ皇帝と7、8月」の記事もあわせてどうぞ

また、一瞬のうちに火山灰の下に埋没した都市にポンペイ( Pompei )の遺跡がありますが、ヴェスヴィオ火山( Vesuvio )の噴火もこの時代の紀元79年です。