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5.古代ローマの衰退と分裂(3~5世紀頃)

ローマの衰退

パクスロマーナ( Pax romana、「ローマの平和」)は、紀元180年まで続きました。その後は、栄華を誇った古代ローマ帝国も、異民族の侵入や内部の反乱で衰退していきます。

この時代に、紀元前後に生まれたキリストとその弟子たちによって、キリスト教が生まれ、普及していきました。4世紀前半の皇帝コンスタンティヌスは、313年にキリスト教を公認しました。

この皇帝は、コンスタンティノープル( Constantinopoli 、現在のイスタンブール(写真下))を建設したことでも知られています。

instanbul

衰退したローマ帝国は、395年、東西に分裂します。東ローマ帝国( Impero bizantino, Impero romano d’Oriente ビザンツ帝国)はコンスタンティノープルを首都とし、その後1000年栄華を誇りました。

一方、西ローマ帝国はローマを首都としますが、476年には滅亡しました。この時期からルネッサンスあたりの時代は中世( mediovale )と呼ばれています。