第7日目 イタリア語の名詞(1)
再びgelatoに登場してもらいます。
イタリア語の名詞(1)
【 オトコの響 】
これから5日間は、イタリア語の「名詞」を学んでいきます。
まずは、ちょっとしたクイズをやってみましょう。
次にイタリア人によくある名前を6つあげるので、それを男性と女性の2つに分けてみてください。
Roberto ロベルト、 Maria マリア、 Stefano ステファノ、
Rosanna ロザンナ、 Paolo パオロ、 Marina マリーナ
すぐお分かりになったと思います。
では、男のRoberto、Stefano、Paolo、女のMaria、Rosanna、Marina、それぞれに共通することは何でしょうか?
このことに気づくと、イタリア語の名詞を理解するだいじなカギがつかめるのです。
わかりましたね。男はすべて o で、女はすべて a で終わっています。
これは人に限ったことではなく、物でも o で終わればほとんどが男性形、aで終わればほとんど女性形なのです。
物にも男女があるなんて不思議ですね。
さて写真の gelato はどうでしょう?
これは o で終わっていますから、男性名詞なのです。
そして「単数」、つまり1個の場合だということを理解していただければ、今日のレッスンは完璧です。そのため写真は gelato を「1個」だけ選びました。
では、「男性名詞の単数」であることを意識して発音してみましょう。

イタリア語の語尾の「オ」の響きは、先ほどの人名のように男性的です。
イタリア語のモノの名前、つまり名詞には、男性名詞と女性名詞の2種類があります。 o で終わると、ほとんどが男性名詞の単数です。「ほとんど」というのは例外もあるということですが、ほとんどすべてと思っていただいていいでしょう。「単数」ということは、複数もあるわけです。それはまた明日!
語尾の o が Roberto のように男性名詞(単数)であることを強く、強く、意識して、音声を聴いて発音してみましょう。

- libro は、英語の library(図書館)と同じ語源で、「本」です。こういう名前の本屋さんもあります。
- concerto は「コンサート」です。ce の読み方はもう大丈夫ですね。
- espresso は、ご存知のコーヒーの「エスプレッソ」ですね。
- parco は、英語の「park(公園)」のことです。パルコというデパートもあります。