フォーカスにフォーカス!
ことばの「語源」というのは本当におもしろいもので、ときどき思わぬところに行きあたることがあります。
カメラで焦点を合わせることを「フォーカスする」と言ったり、考えを何か一つに集中させるときも「フォーカスする」なんていう表現をします。
このフォーカスは英語で focus とつづります。ではここで、このつづり focus の o の前に「 u 」を入れてみて下さい。
fuocus
となりますが、イタリア語のある単語に似てきます。それは「火」という意味の fuoco (フオーコ)で、フォーカスも、fuoco もラテン語の focus (フォークス=炉、火)という同じ語源を元にしています。
炉は燃える火の中心であり、光・火をあてると焦点(ピント)が合いますね。そこからフォーカスという単語になりました。
イタリア語では「焦点、フォーカス」の意味もありますし、そのまま「火、炉」という意味で使われています。
では、ちょっと例をみてみましょう。
Accendi il fuoco.
といえば、「火をつけて、点火して」となります。
まとめ
焦点の「フォーカス」の focus の語源は focus (=炉、火)と同じで、イタリア語の fuoco 「火」とつがなっています。
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