イタリアの先住民族はエトルリア人
イタリア半島にはもともと先住民族としてエトルリア( Etruschi )人が住んでおり、エトルリア( Etruria )文明と呼ばれます。
エトルリア人はインド・ヨーロッパ語族に属さない独自のエトルリア語を使用していた民族で、その後登場してきたローマの勢力が強くなるとともに消滅、あるいは同化していったとされます。
イタリアで考古学博物館( Museo Archeologico )に行くと、エトルリア文明の土器などが展示してあるのをよく見かけます。
ローマ建国は双子ロムルスとレムス
エトルリア文明のあと、伝説によると紀元前753年にロムルスとレムス( Romulus Remus )という狼(写真下)によって育てられた双子によってローマが建設されたといわれています。「 Roma 」という名前はこの Romulus が由来になっています。
初代ローマ王のロムルス以降、7代の王によって統治(王政ローマ)されていましたが、紀元前509年、7番目の王タルクィニウス・スペルブスが追放されて、共和政ローマが成立しました。