西ローマ帝国の滅亡後
476年の西ローマ帝国の滅亡後、イタリアには北部からランゴバルト族( longobardo )が侵入して勢力を強めました。
また、ローマカトリック教会も台頭して、ローマ教皇が権力をもち、イタリアは王国や公国なども乱立するようになります。政治的には何ら統一されていないバラバラの時代がはじまります。
ただ、そんな乱立の時代も、ローマカトリック教会だけは安定した権力を誇りました。
神聖ローマ帝国の誕生
800年には、フランク族のカール大帝がローマで戴冠し、神聖ローマ帝国( Sacro Romano Impero )が誕生します。
しかしこの「ローマ」はローマ帝国の継承者という意味だけで、神聖ローマ帝国の中心は、ドイツ・オーストリアでした。イタリアでは、教皇や都市国家による政治が各地で行われ、イタリアを自分の領土だと主張する教皇とも対立しました。