CONCEPT
カタカナ外来語から、どうしてイタリア語が学べるの?
itacica.comでは、イタリア語をゼロから丸暗記することなく、日本語となっている外来語からやさしく学ぶ方法を中心にご紹介しています。このコンセプトを詳しくご説明します。
私たち日本人は、多くのイタリア語を「すでに」知っています
ゼロから暗記しなければならないと思っていたイタリア語の多くを日本人は「すでに」知っているという事実。それには2つの理由があります。
日本人が知らずに使うイタリア語とは?
ひとつは、外来語のなかにおよそ200語以上の正真正銘の「イタリア語」があるということです。それを日本人は知らずに使っているのです。
例えば、アカペラ、マラリア、ガンバ、セピア、フレスコ、インフルエンザ、レプリカ、マニフェスト、オカリナなどです。どれも慣れ親しんだ外来語ですが、なんと・・・、
これらがすべて、a cappella, mal aria, gamba, seppia, fresco, influenza, replica, manifesto, ocarina という紛れもないイタリア語であることをご存じでしたか?
その数はおよそ100語にものぼり、アレグロ、オペラ、ラルゴなどの音楽用語、カルボナーラ、ペンネなどの料理用語を合わせると、ゆうに200語は超えます。それをイタリア語学習に利用しない手はありません。
外来語⇒英語⇒ラテン語⇒イタリア語
もうひとつは、英語がおもな由来である外来語は、語源をたどるとイタリア語と同じラテン語にたどりつくのです。ラテン語とは、2000年前の古代ローマで使われていた言語。その語源の知識を利用すると、イタリア語までたどれる外来語が少なくとも400語以上あります。これを利用することで、ゼロから暗記するものだと思っていた苦痛から解放されるのです。
例えば、ジョーカー、パーラー、ラヴェンダー、スカウト、ジェントルマン、グロテスクという外来語を利用すると・・・、
giocare, parlare, lavare, ascolto, gentile, grotta といったイタリア語がいともカンタンに理解できるようになるのです。
外国語の学習を600語はじめに知ってスタートできたら・・・
この2つの理由によって、私たち日本人は潜在的にすでに600語以上のイタリア語を知っており、暗記の苦痛なく、挫折することなく、学べるという理由がおわかりでしょう。さらに語源を利用して、芋ヅル式に学べるイタリア語まで合わせると1000語以上になるのです。
中国語でも、スペイン語でも、はじめて習う外国語の単語をはじめから600語ほど知ってからスタートできたらどうでしょう? ハードルはぐっと下がりますね。
ブログとメール講座、6年の実績
itacica.comでは、およそ6年にわたり、こうしたコンセプトのネタをブログや、メールマガジンでの講座でお伝えしてきました。「アカペラ、セピア、パーラー、ガンバ」などの日本語(=カタカナ外来語)が一瞬にして「使える」イタリア語になる、という驚き、楽しさをぜひ体感していただければ、嬉しく思います。
最後に、お客様からの感想をいくつかご紹介します。
- 「イタリア語ってこんなに身近で手軽に覚えられるんだ!と予想もしなかった発見」(H.U様)
- 「想像以上でした。イタリア語って、こんな簡単に考える事ができるんですね。」(S.I様)
- 「誰もが聴き覚えのある、日常の身近な単語を使っての学習は、今までの人生を振り返っても全く思い当たりません。目からウロコ、の連続」(Y.S様)
ブログでは、レベルはランダムに並んでいますが、イタリア語の文法事項に沿って積み重ねることで、基礎的なイタリア語文法は理解できるようになりますし、カンタンなフレーズを組み立てて言えるようになります。それを体系的に並べて学べるようにしたもの講座もご用意しています。⇒メルマガ教材
【コラム】英語の苦手意識はもちこまない
そして、私たちは英語以外の言語、例えばイタリア語やフランス語を学習する際にも、この英語の苦手意識をもちこんでしまってはいないでしょうか?
受験勉強の延長として、イタリア語をはじめるのもひとつかもしれません。
しかしやるからには楽しく学習できる方法があるはず、というのが私の考えの出発点です。
私がとっている方法なら、日本の生活で知らずに使っているイタリア語や、英語の知識を活かしてグッとイタリア語を身近に感じてもらうことができるのです。
そのヒントをどんどん提供していきますので、楽しんでいただければ幸いです。
【コラム】初心にもどってみる
みなさんの「イタリア語に興味をもったきっかけ」は何でしょうか?
私は、小さな頃に両親が連れていってくれたヨーロッパ旅行でした。ドイツやフランス、イギリスにも行ったのですが、なぜかイタリアだけが強烈に印象に残りました。
イタリア語は、駅の場内で聞こえてきた provenienza da Milano…(ミラノ発の列車が…)といったアナウンスの響きに「かっこいいな~」と思った覚えがあります。
そして、音楽を通して親しんでいたアレグロ、アンダンテ、ラルゴ、クレッシェンド、といった音楽用語が全部イタリア語だったことを知った嬉しさは、今でも忘れられません。
(「これならできるかも…」と思いました。)語学でも、習いごとでも、最初のきっかけである「初心」を大切にしていきたいですね。
長続きしない、挫折してしまいそう、そんなときは「初心」をリアルに思い出してみるのもひとつです。