合唱のコーラスで、ソプラノという一番高い声域の次に、「メゾソプラノ」という声域があります。
これは、ソプラノの次の「アルト」との「中間」の音域のことを指します。
この「メゾソプラノ」の「メゾ」は、同じく「メゾフォルテ」「メゾピアノ」にも登場しており、音楽が好きな方には特になじみがあることでしょう。
メゾは「半分」のmezzo
「メゾ」は mezzo とつづり、「半分、中間」という意味のイタリア語で、たくさんの用法があります。
mezzo のよく使われる表現としては、
Sono le dodici e mezzo.
「12時半(12:30)です。」
で、1時間の「半分」なので、30分というわけです。
余談ですが、今回「メゾ」に焦点をと思って、私はちょっと勘違いをしていたことをここに告白します。
というのも、「メゾソプラノ」の「メゾ」はいいのですが、家の「メゾネット」の「メゾ」も関わりがあるに違いない、と早合点していたのです…。
中間程度の規模の大きさの家とか、と。
ところが調べてみたところ、メゾネットは maisonette というフランス語で、maison (メゾン=「家))の「小さい家」をあらわすことばでした(こういう勘違いもときどきあります…)。
月の呼び名
ちなみに mezzaluna といえば、luna (ルーナ)が「月」なので、「半分の月」で「半月」となります。メゾソプラノを知っていれば、カンタンに理解できますね。
「三日月」は、luna falcata で、falcato は「鎌の形をした」という意味です。
満月、新月、上弦、下弦などの呼び名はこちらのサイト Fasi lunari にありました。
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