このカンツォーネの中でも、今回のテーマの「オーソレミオ」は、日本で一番有名なイタリアの歌かもしれませんね。
もしも‘O sole mio(オーソレミオ)のタイトルを知らなくても、メロディーならきっとご存じでしょう。
こちらをまずはお聴き下さい。歌い手はLuciano Pavarottiです。
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私は、中学生のとき、音楽の授業の課題曲で歌った記憶があります。
意味はわからなくても歌詞に苦労した覚えがないのは、イタリア語のカンタンな発音のおかげかもしれませんね。
ただし「オーソレミオ」はナポリ民謡のひとつなので、歌詞のイタリア語は純粋なものでなく、ナポリの方言です。
多くの日本人に親しまれている「オーソレミオ」ですが、’O(オー)は男性名詞の冠詞 il の方言で、mio(ミーオ)は「私の」、そしてsole(ソーレ)の sole は、「太陽」という意味で、私の太陽(=恋する女性)ということなんですね。
日本では太陽電池のことをソーラーパネルといいますが、このソーラーはsolarですからsoleとは、同じ語源(ラテン語 solis )であることがわかります。