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~ 17 marzo, 2011 ~
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はじめに、3月11日に起きた「東北地方太平洋沖地震」により被害を受けられました皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。そして被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。
こういうときにメールマガジンでイタリア語を学習、という心境ではないと思いますが、私たちは、こういうときこそ、平時にあるものが、平常通り活動を続けることが、将来の復興につながると考え、継続してメルマガを発行していきたいと考えます。
将来的に、イタリア語で自国の状況を伝えるケースも出てくるかと思いますので、今回は予定を変更して「地震」をテーマにいたします。
イタリアのニュースサイトでも日本の地震や津波が大きく取り上げられています。
以前少し書いたことがありますが、「地震」はイタリア語で terremoto (テッレモート)といいます。
この terremoto は、2つの言葉が合わさってできています。
terre は「大地」という意味の terra 、
moto はバイクのモーターと同じ意味で「動き、運動」です。
「大地が動く = 地震」となります。
例文をあげると
La citta’ e’ distrutta dal terremoto. (町は地震により破壊された。)
タイルや焼きものの材料となる粘土を「テラコッタ」といいますが、この terracotta (テラコッタ)にも terra が含まれていますね。
terra (テッラ)は「 大地⇒土 」であり、cotta は「焼く」という意味ですので、
「焼いた土」⇒「テラコッタ」となるわけです。
terremoto も terracotta も2つのことばが組み合わさっていることがわかります。
もう一つ、 terra と組み合わさった言葉で、太平洋などの海洋の名前になっているものがあります。考えてみてくださいね。
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【ひとりごと】
地震のニュースを見るたびに、被災地の方々の悲しみと、困難な状況に、胸が痛みます。
私の住む東京では、計画停電が実施されていますが、節電ということも今せめてできる行動のひとつかもしれません。
何かを失ったとき、何かが足りないとき、困ったときに、本当にそのありがたみ、大切さに気付かされます。今はそうしたことを実感する日々です。被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。