
「夕立」から「ゲリラ豪雨」
最近、夕方になるとものすごい雷雨になりますね。以前は「夕立」といっていましたが、「ゲリラ豪雨」という表現がぴったりになってきました。
今回はこの「ゲリラ」から学べるイタリア語です。
ゲリラという響きと由来
このゲリラ( guerrilla )という外来語ですが、小さな部隊編成で、正攻法でない攻撃をしかける戦闘や武装集団を指しています。
「ゲリラ豪雨」があるので、ゲリラはよく聞く言葉ですが、音の響きがなんだか英語らしくありませんね。
実は、guerrilla はスペイン語で「小さな戦争」という意味で、スペイン語・イタリア語に共通する guerra という単語からきているのです。
イタリア語では、guerra (グエッラ)とは「戦争」のこと。定冠詞がつくと、la guerra です。
rra の「ラ」は、あのイタリア語特有の「巻き舌」で発音します。
巻き舌の発音練習には、この guerra や、terra (テッラ)「大地」、ramarro (ラマッロ)「トカゲ」、といった単語を発音してみるとよいでしょう。
ちなみに、世界大戦は、la guerra mondiale (ラ グエッラ モンディアーレ)となり、イタリア語のゲリラは guerriglia (グエッリーリア)です。
「ゲリラ」から学べるイタリア語はguerra
- guerra (女性名詞) 「戦争」 la guerra mondiale 「世界大戦」
- guerriglia (女性名詞) 「ゲリラ」