伝説のレジェンド

leggere

「あのプレーはすばらしいよね。」

「もう生きながらにしてレジェンドだね~」

こんな会話をすることがありませんか?

 

伝説的な人物は「レジェンド」

スポーツのスーパースターや、芸術家のトップクラスの人をときどき「レジェンド」と呼んだりします。バスケットボールのマイケル・ジョーダンもそうですし、イチローも生きるレジェンドかも知れません。

このレジェンドは英語で legend、イタリア語では leggenda (レッジェンダ)とつづります。日本語では「伝説」と言います。

 

イタリア語の動詞とつながっていたレジェンド!

語源というのは、ときどきおもしろいつながり方をしているものです。今回のレジェンドがそのよい例で、発見したときは本当にワクワクします。

さきほどイタリア語のレジェンドは leggenda とつづりますと書きましたが、じーっと見ているとイタリア語の動詞、しかもとても基本的な動詞に似ていることに気づきませんか?ちょっと考えてみて下さい。

 

 

これに気づいた方はかなりセンスの言い方ですね!

イタリア語の語源辞典を調べますと、leggenda は、ラテン語由来で、

cose che devono leggere (読まなくてはならない、読むに値するもの)

とあるのです。つまり伝説という言葉の由来は「読むに値するほどの(立派・偉大な)モノ・人」であることがわかり、leggere 「読む」というイタリア語動詞と同じ語源だったのです!

leggere un giornale 「新聞を読む」など、日常の動詞としてよく使われますが、これが leggenda とつながっていたとは驚きですよね。

 

vocabolario

ではレジェンドから学べる「読む」というキーワードに関するイタリア語を整理してみましょう! 「レジェンド」と言ってからイタリア語の leggere と発音すると新鮮に感じませんか?

leggere (verbo)「読む」
―leggere un giornale 「新聞を読む」
―Leggo sempre prima di dormire. 「私は寝る前はいつも読書します。」

leggibile (aggettivo)「読みやすい、読む価値のある」

lettura (nome f.)「読書、朗読」

leggenda (nome f.)「伝説、聖人伝、つくり話」
―le leggende dell’antica Greca 「古代ギリシアの伝説」

leggendario (aggettivo)「伝説の」

 

 

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ラヴェンダーのlav

111030_1453~02.jpg ラヴェンダーのlav

 
essence110714.jpg
今回は、ラベンダー、にまつわる話題です。

花のラベンダー lavender は、
アロマセラピーのオイルにもなっています。

リラックス効果があるとされ、いい香りがしますね。

殺菌、消毒作用もあるため、古代ローマから、
カラダを「洗ったり」、傷口を「洗ったり」することに、
用いられていたようです。

この「洗う」のラテン語 lavo(ラヴォ)が、
lavender の語源となっています。

lav- を語源とする単語は他には、


私たちも知っている、
lavatory (ラバトリー、洗面所)があります。

イタリア語ならlav-は、
「洗う」というイメージとすぐリンクしてきます。
「洗う」という動詞そのものを、lavare (ラヴァーレ)というからです。

「お皿を洗う」でしたら、

lavare i piatti (ラヴァーレ イ ピアッティ)

となります。

洗浄やクリーンなイメージの、ラヴェンダー(lavendar)から、
lavare という動詞がカンタンに覚えられそうですね。

 

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ファクトリー


factory.jpg

何かをつくるところ=ファクトリー

「工場、製作する所」つまり「何かを作るところ」という意味で、「ファクトリー」という単語があります。 日本語にも定着してきた外来語かも知れませんが、 英語では factory とつづります。

この単語は facere というラテン語がもとになっています。

facere は、「つくる、する、なす」という意味で、

「つくるところ」 ⇒ 「工場」となったのですね。

ファクトリーはイタリア語のあの基本動詞になる!
さて、同じようにこのラテン語 facere がもとになったイタリア語があります。 それは、基本中の基本動詞ともいえる単語、どれだかわかりますか?
最初の fac‐ がヒントです…。
そうです、動詞の fare です!
この動詞を faccio、fai、fa、facciamo、fate、fanno と活用させてみると fac- という語幹が登場してきますね。
まさか動詞の fare と、「工場」の factory がつながっているとは、思いもよりませんでしたが、
Che cosa facciamo?
「何をしようか?」
というように、この fare という動詞は「する、なす、作る」という意味で、とても広い用法があります。
 vocabolario
  • fare (動詞) 「作る、する、行う」
      Che cosa facciamo? 「何をしようか?」
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ベバレッジ

111030_1453~02.jpg ベバレッジ
 
bere.jpg

ワインは赤と白とロゼがあり、好みが分かれるところですが、 みなさんはどうでしょうか?

私は冬になると赤、夏になると白です。

ということで、ワインだけではありませんが、 今回は「飲みもの」がテーマ。 「ビバレッジ」という言葉を聞いたことがありますか?「ベバレッジ」と書かれていることもありますね。

ご存じのキリンビバレッジや、飲みものの自動販売機の会社、ジャパンビバレッジなら、聞いたことがありそうですね。

このビバレッジ、ベバレッジの意味は、「飲料」で、英語では beverage とつづります。さて、このつづりをじーっと見ながら本題に入りましょう。イタリア語とどう関係あるのでしょう?

イタリア語では「飲む」という動詞は bere (ベーレ)で、一見関係ないようなのですが、この動詞を主語によって活用させると…

bevo、bevi、beve、beviamo、bevete、bevono

となるではありませんか!

そうですね。ビバレッジの beverage とは、大いに関係あり!と踏んで調べてみました。

この言葉は、ラテン語の「飲む」の bibere (ビべレ)が語源で、それが bevere という形になって、英語の beverage や、イタリア語の bere になったようです。

ということで、ベバレッジから学べるのが動詞 bere で、キーフレーズは

Beve un bicchiere di vino.

(彼はワインを一杯飲みます。)となります。

 

vocabolario

  • bere (動詞) 「飲む」

Beve un bicchiere di vino. 

(彼はワインを一杯飲みます。)

 

 

 

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パーラー

111030_1453~02.jpg パーラー
parlor_2.jpg

喫茶店の「パーラー」は何するところ?

喫茶店の「 パーラー 」をご存じかと思います。

資生堂パーラーや、タカノフルーツパーラーが有名ですね。飲食店としては特に「 おしゃべりな(!?) 」女性に人気の喫茶店です。

では、この「 パーラー 」とは、一体、何でしょう?

 

このパーラーとは parlour とつづり、古いフランス語の parloir に由来します

「 parler ( 話す ) + oir ( 場所 ) 」という成り立ちになっています。

英語では、 parlor と書き、意味は「 応接間、談話室 」です。つまり、「 しゃべる場所、話しあう場所 」という意味なのです。

 

あのイタリア語とつながっていたとは!

ということは、この「 パーラー 」は、あのイタリア語の動詞 parlare 「 話す 」 とつながっているのですね。

イタリア語を学ぶとすぐに、

Parlo italiano. 「私はイタリア語を話します。」

というフレーズを学習して、parlare 動詞を暗記しますが、この「 パーラー 」のことを知っているとカンタンに感じませんか?

では、この「 話す 」というパーラーの知識をヒントにクイズを出します。イタリア語 parlamento は、どういう意味になるでしょうか。「 政治家たちが(   )する場所 」と考えるとわかるかもしれませんね。

 

「 パーラー 」という「 おしゃべりするスぺース 」の外来語は、「 話す 」のイタリア語の parlare につながっていたとは驚きですね。

 

クイズの parlamento は、これに類する単語で、政治家たちが話をする場所、つまり「 議会、国会 」という意味です。

logo_small.jpg vocabolario
  • parlare (動詞) 「話す、しゃべる」
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エッセンシャルオイル

111030_1453~02.jpg エッセンシャルオイル

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女性に人気のアロマテラピー

女性に人気のあるアロマテラピーで使うオイルは「エッセンシャルオイル」と呼ばれています。日本語では「精油」とも言うようですね。

(私もときどき使いますが、なんか女性ぽい感じがしてしまうのはなぜでしょう?)

また、お菓子を作るときに使う「バニラエッセンス」という香料もあります。

この2つの「エッセンス( essence )」という言葉は「本質的なところ、大事なところ」というの意味が元です。

さてこれが一体、イタリア語とどう関係しているのか? 私の腕の見せどころ(!?)です。

essence という単語をじーーっと見て下さい。イタリア語のある超基本単語が見えてきませんか?

そうですね。

essence は英語のbe動詞にあたるイタリア語 essere と関係しているのです。ラテン語の esse から、essence が「本質的なもの」つまり「存在そのもの、核心的な存在」となり、「存在する」という動詞でイタリア語の essere になりました。

イタリア語を習うとすぐ登場するのが essere 動詞で、活用を sono sei ...と覚えたりしますが、このエッセンスを利用するとカンタンですね。

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セミナーとゼミナール


seme.jpg

講演会などを「セミナー」と呼びますが、予備校の名前などによく使われるのが「ゼミナール」という単語。

大学でも研究室を「ゼミ」と呼びますが、これもゼミナールの略ですね。

そもそもこのセミナーもゼミナールは、まったく同じ単語です。seminar を英語読みするとセミナー、ドイツ語読みするとゼミナールというわけです。

セミナーもゼミナールも実際、日本語では何という意味であるかはよくわからないのではないかと思います。

塾?講義?学校?講演会?ワークショップ?

実は seminar はたどると「神学校」という意味で、キリスト教の教えを学ぶ場所だったのですね。イタリア語では seminario (セミナーリオ)といいます。

ここからがおもしろいのですが、イタリア語にこれと驚くほど似ている「動詞」があります。それは、seminare (セミナーレ)という動詞です。

ところがこの seminare という動詞は、日本語でいうセミナーやゼミナールとは、全くと言っていいほど異なる意味で使われているのです。

この動詞の意味がわかると、seminar の意味もなるほどと理解できるようになります。

これをクイズにしたいのですが、難しいと思いますので、ヒントを元にこの seminare という動詞の意味を考えてみてくださいね。

seminare il grano nel campo 
( campo=「畑」、grano=「小麦」)

 

ひとりごと

先日、イタリア語学習にとても役に立つ本をみつけましたので、ご紹介します。

イタリア語で手帳ををつけてみる
(べレ出版/張あさ子著)です。

日記や手帳をイタリア語でつけるための単語集や、サンプルがたくさん載っていて、これなら自分にもできそうだ、と思える本です。

語学というのはどうしても「学習」になってしまいがちですが、気負わず日常生活の中に自然に溶け込ませたい、という私の理想にぴったりしているので、とても気に入っています。

 

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「テナント募集中」

111030_1453~02.jpg 「テナント募集中」

tenere.jpg

「テナント募集中」の看板にイタリア語

先日「テナント募集中」という看板をぼやっと見ていたら、気づいたことがありました。

(日本では、貸店舗のことをテナントといいますが、英語では tenant と綴り、貸店舗だけでなく「借家人」を主に指します。)

この「テナント」には、実は、イタリア語の最重要動詞が含まれているのです。

それは頭3文字の ten ではじまる動詞、といえばわかるように、イタリア語の tenere なのです。

この tenere は「持つ、保つ、~にしておく」という意味で、テナントは「 tenere する人、持つ(所有する)人」⇒「借家人」となるのですね。

動詞 tenere は、例えば
Tiene le mani in tasca.
(ティエーネ レ マーニ イン タスカ)

「彼はポケット( =tasca )に手を入れている。」
というように使います。

テナントのことを調べていたら、tenere が、語源となっている意外な単語を2つみつけました。ひとつはスポーツ、ひとつは歌手のパートです。ten の3つの頭文字(&冒頭写真)から想像してみて下さいね。

 

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たった1文字で…

111030_1453~02.jpg たった1文字で…

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♪ STEP 1 ♪(お時間のない方はここだけ)
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イタリア語で、なじみのない単語には、たった1文字のアルファベットを加えるだけで、「あ、なるほど!」となるものがあります。

代表的なものの一つは、動詞の

avere(アヴェーレ、=持つ)

です。

これは、最初に「h」をつけてあげると、

havere

つまり、英語のhaveだとすぐわかるのです。

語源となるラテン語が同じなので、あたり前と言えばあたり前ですが、こういう小さいことを発見できるようになると、言葉へのセンスがぐっと磨かれてくるのです。

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♪ STEP 2 ♪ (さらにセンスアップされたい方は)
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次に本日のテーマを応用してみましょう。

< クイズ >
以下のイタリア語の先頭に「h」を加えて、意味を考えてみましょう。

1.umanita’
2.armonia
3.arpa
4.armonica

※ 3,4のヒントは楽器です。

< 答え >
できましたか? どれも英語で、外来語として日本語にもなっていましたね。

1.humanity (英)、ヒューマニティ・人間性
2.harmony (英)、ハーモニー
3.harp (英)、ハープ・竪琴
4.harmonica (英)、ハーモニカ

今のクイズだけでもセンスアップが確実にできます。

「丸暗記に頼らず、センスや勘を磨く」がテーマの私の教材(ほとんどエッセイです)もどうぞ!
http://itacica.com/lettera.html

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♪ 編集後記 ♪
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「算数・数学が苦手」という方は少なからずいると思います。
私もその一人です。

ところが、そういう人でも、九九はスラスラできるし、方程式も難なくできるかもしれません。

つまり、「苦手」とひとことで言っても、具体的にどの単元からつまずいているのか、を見てみると面白い発見がありそうです。

小・中学生ですと、「分数」がひとつの壁です。この壁を突破することで「苦手」が「得意」にもなりそうです。

イタリア語ですと、大きな壁は「動詞の活用」にありそうですね。

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